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トップページ > 相談窓口 > 消費生活相談FAQ > 消費生活相談FAQ一覧 > 借金が増えて返済が苦しい。費用が安いと聞いた「特定調停」の方法は。

更新日:2018年5月11日

借金が増えて返済が苦しい。費用が安いと聞いた「特定調停」の方法は。

相談

8年前から消費者金融を利用しているが、少しずつ残高が増えてしまい、今は消費者金融とクレジットカード会社5社を利用し、債務残高が250万円になっている。会社の組織改革で給料が激減し、手取り月収が23万円になってしまった。親と同居しているので何とか生活は出来ているが、消費者金融への支払に給料の半分以上を充てている状態なので、生活は厳しい。何とかこの生活を立て直したいと思いネットで調べていたら、「特定調停」があることを知った。手続方法を教えて欲しい。(30代、男性)

「特定調停」は簡易裁判所に申立てて行う債務整理の方法です。特定調停の申立てには、申立手数料(収入印紙)と裁判所からの郵便物発送のために使用する手続費用(郵便切手)が必要です。弁護士などに依頼する場合に比べて非常に安い費用となっています。

アドバイス

 「特定調停」は簡易裁判所で手続きを行い、裁判所から相手方(債権者)に申立書(副本)や申立受理通知等を郵送します。通知が届いた時点で債権者からの請求は止まります。事業者から開示された取引履歴をもとに債務の額を確定し、債務者の収入や支払能力に応じた返済計画をたて、調停委員が債務者と債権者の意見を聞いた上で返済方法の調整を行います。債権者と合意すれば調停が成立しますが、不調に終わる場合もあります。裁判所から指定された期日に裁判所に出向く必要があります。また、調停で決まった内容を守らないと強制執行をされる可能性があります。
 手続の詳細は簡易裁判所のホームページで確認するか、各簡易裁判所に問い合わせてください。

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