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トップページ > 相談窓口 > 消費生活相談FAQ > 消費生活相談FAQ一覧 > 少額訴訟でアパートの敷金を取り戻せると聞いた。手続き方法を教えて。

更新日:2018年5月11日

少額訴訟でアパートの敷金を取り戻せると聞いた。手続き方法を教えて。

相談

2年間住んだ賃貸アパート。貸主から敷金を返すと約束されていたのに、壁紙やふすまの張替え費用に当てるので返せないと言ってきた。電話や内容証明郵便で返金を求めたが、返さないと強硬で、らちが明かない。少額訴訟をすればよいと聞いたが、手続きを教えてほしい。(20代、女性)

「60万円以下の金銭の支払いを求める訴え」については、簡易裁判所の少額訴訟という制度があります。少ない費用と時間で紛争の解決ができます。

アドバイス

 少額訴訟は、各地にある簡易裁判所で裁判が行われ、原則として1回の審理で紛争解決を図る手続です。少額訴訟は、証拠書類や証人を審理の場ですぐに調べることができるものに限られます。また、判決が出たら、不服であっても、上位の裁判所(地方裁判所)に控訴をすることはできず、その少額訴訟をした簡易裁判所に、異議申立てをすることしかできません。
 証拠などが揃っていれば、その後は裁判所書記官や司法委員の助けのもと、裁判官の指示にしたがって進めればいいので、特別な法律知識は必要ありません。
 この事例のような、敷金の返還を求める少額訴訟はたくさんあります。裁判が初めての人であれば、簡易裁判所に出向き相談してみてください。

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