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トップページ > 相談窓口 > 消費生活相談FAQ > 消費生活相談FAQ一覧 > 茶色の皮製の飾りの色がアイボリー地ににじみ出た。元に戻してほしい。

更新日:2014年3月28日

茶色の皮製の飾りの色がアイボリー地ににじみ出た。元に戻してほしい。

相談

茶色の皮革の飾りがついているアイボリーのジャケットをクリーニングに出したら、皮革の茶色がアイボリー地ににじんでしまった。店は表示通りに洗ったので問題はない、製品が悪いのではないかと言うが、納得できない。元に戻してほしい。(20代、女性)

飾り部分の皮革の染色堅ろう度が低かったことが原因と思われる「色泣き」です。異なる素材を使った衣類は取り扱いに注意が必要です。表示どおりにクリーニングしても、事例のようなトラブルになることがあります。

アドバイス

 事例の場合、取扱い絵表示では、石油系溶剤でのドライクリーニングとなっていましたが、飾りの皮革は石油系溶剤に対して染色堅ろう度が低かったことがわかりました。特殊な専門的なクリーニングにより、にじみが解消される場合もありますが、困難な場合は補償を求めることができます。
 取扱い絵表示は家庭洗濯の際に参考にする表示であり、プロのクリーニング店は表示に従ったというだけでは不具合の責任を免れることはできません。一方で、取扱い絵表示、あるいは商品設計にも問題があるので、メーカーに対して、補修や交換等の対応を求めることも考えられます。クリーニング店とメーカーとの話し合いも必要になるでしょう。
 ファッション性のある衣類には、異なる組成の繊維の組み合わせ、皮革、コーティング素材、ファー、フェイクファー、ビーズ、スパンコールなど、様々な素材が用いられていることがあります。素材の特性の違いから、色落ち、色泣き、収縮、剥がれなどトラブルが起きる可能性があるので、細かな注意が必要です。クリーニングに不向きな衣類もあるので、受付時には消費者とクリーニング店とがお互いに確認をしておくことが大切です。
 困った時には、すぐに最寄りの消費生活センターにご相談ください。