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トップページ > 相談窓口 > 消費生活相談FAQ > 消費生活相談FAQ一覧 > クレジットカード枠を利用してバッグを買い取ってもらった。違法ではないか。

更新日:2018年5月11日

クレジットカード枠を利用してバッグを買い取ってもらった。違法ではないか。

相談

投げ込みチラシを見て、「借金整理、多重債務者歓迎」と広告している業者に電話連絡をしてから、業者の事務所に出向いて融資を申し込んだ。「クレジットカードのショッピング枠でバックを買えばウチが買い取る」と言われたので、クレジットカードでバックを購入し、その場でバックを7割で買い取ってもらった。結局、自分の借金が増えただけだった。業者に違法性はないのか。(50代、男性)

これは、「クレジットカードの現金化」の買取り屋方式と言われる手口で、実態はヤミ金融です。

アドバイス

 「クレジットカードの現金化」とは、本来、商品やサービスを後払いで購入するために設定されているショッピング枠を、現金の入手を目的として利用することです。クレジットカードのショッピング枠が使える人がターゲットになります。買取り屋は、借金を申込んだ人に、クレジットカードで商品を購入させ、その商品を安い金額で買い取ります。融資を申込んだ人は目先の現金欲しさに冷静な判断ができず、その結果として新たにクレジットカード会社への債務が増えることになります。
 業者は公安委員会に古物商の許可を得ていることが多く、あたかも公安委員会が現金化業者に許可を与えているような誤解を与えるような広告もありますが、古物商許可がその事業者の営業内容が優良であることを保証するものではありません。
 換金目的で商品を購入することはクレジットカードの利用規約に違反する行為です。クレジットカード代金の支払が済むまで、購入した商品の所有権はクレジットカード会社にあり、勝手に転売すると横領罪に問われる場合もあります。
 借金の返済のためにクレジットカードの現金化を利用して一時的に現金を手に入れても、クレジットカード会社への高額な支払いが発生することとなり、根本的な借金の解決にはなりません。借金の返済について一人で悩まず、専門家の力を借りて生活の再建を図りましょう。「自分にとってはどの債務整理の方法が適切なのか」「自分はどこの相談窓口に行けばよいのか」「弁護士や司法書士に相談する前にどこかに相談したい」と考える場合は、まずは消費生活センターに相談してください。