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トップページ > 商品安全 > 商品等の安全性に関する調査・商品テスト > ベビーバスの安全な使用に関する調査

更新日:2018年5月28日

ベビーバス使用中は、少しの間でも子供から離れないで!
~ベビーバスの安全な使用に関する調査を実施しました~

ベビーバスをお風呂の蓋の上に載せた再現動画はこちら
ベビーバスを浴槽に被せた蓋の上に置く実験の映像。ベビーバスが浴槽内に転落する可能性があることがわかった。
※画像をクリックすると動画が再生します。

東京消防庁管内では、ベビーバス使用中の事故により、平成24年からの5年間に、3歳以下の乳幼児45人が救急搬送されています。
そこで、東京都では、ベビーバスの使用方法や使用中の事故に関するアンケート調査と、ベビーバスに対する試験、表示調査を実施しました。
その結果を踏まえ、消費者へのアドバイスや事業者団体への要望等を行います。

 
調査方法

  • アンケートは、都内在住で、1歳から6歳までの子供と同居する男女1,000人にインターネットで調査しました。
  • 試験、表示内容調査は、12検体に対し、米国のベビーバス規格の試験に一部準拠するなどし実施しました。

 調査結果

家庭でのベビーバス使用経験は80.7%。子供が溺れた・溺れそうになった経験は8.6%

 溺れやけがをした・しそうになった経験者が考える事故の原因は「入浴介助に不慣れだった」が41.3%で最多

  • 溺れた・溺れそうになった経験の6割は手を添えているときに発生していました。

 

少しの間でも、子供を一人で、または他の子供だけを付き添わせてベビーバスに入浴させた経験は10.6% 

  • 入浴介助者が離れている間に溺れた・溺れそうになった事例がありました。ベビーバス入浴中の子供のずり落ちを防ぐ「股当て」の図。
  • 溺れた、溺れそうになったとき、37.5%で声や水音はしませんでした。
  • 子供のずり落ちを防ぐ「股当て」(右図円内)の有無で溺れた・溺れそうになった経験に差はありませんでした。

  

                                                                                             

 ベビーバスの使用場所のアンケート結果。浴室の洗い場48.5%、台所などのシンク21.6%、浴槽に被せた蓋の上7.8%。

ベビーバスをお風呂の蓋の上に載せると、転落する危険がある

  • 普段お風呂の蓋の上でベビーバスを使っている人は7.8%(右図)いました。
  • アンケート調査では、転落を3件確認しました。
  • 蓋がたわむなどして転落する危険があります。

  

表示に問題のある商品も。強度などはおおむね良好

  • 表示では、取扱い上の注意の表示がないなど、家庭用品品質表示法に抵触するおそれのある商品があったほか、溺水危険に触れない、文字が小さいなどの課題が見つかりました。
  • 設計・製造に関する試験で本調査の基準を満たさなかった製品は、12検体中1検体のみでした。

 

消費者へのアドバイス

 母親学級・両親学級を受講するなどし、あらかじめベビーバスの安全な利用方法を学びましょう。

 ベビーバス使用中は子供から離れず、常に大人が見守ってください。やむを得ず離れなくてはならない場合は、子供をベビーバスから出しましょう。子供は深さ数センチの水でも溺れることがあります。またベビーバスの「股当て」は溺れを防止するためのものではありません。

ベビーバスを、お風呂の蓋の上で使用しないでください。転落のおそれがあります。

事業者等への要望

ベビーバス製造関連事業者団体等に、表示内容の検討などの対策を推進するよう要望します。

参考資料

印刷用PDF(PDF:808KB)
調査報告書PDF(PDF:2,442KB)

お問い合わせ先

東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当

電話番号:03-5388-3082