トップページ > 相談窓口 > ご注意ください(消費者被害情報ほか) > パソコンがウィルスに感染?!偽の警告画面に焦らず対処を! ~ 高齢者からの相談が多く寄せられています! ~
更新日:2024年9月5日
令和6年9月5日
昨晩、パソコンでインターネット検索をしていたら、突然、ウィルスに感染したという警告画面が出て、大音量のブザーが鳴った。慌てて画面に表示されたサポートセンターに電話をすると、外国人と思われる人が出て、すぐに対応しないと情報が漏れると言われた。ウィルス対策の契約を勧められ、5年間で6万円のコースを選んだ。コンビニでプリペイド式電子マネーを購入して払うように言われ、シリアルナンバーを伝えてしまった。 (70歳代 男性)
パソコンに、突然、警告画面や警告音が出て、画面に表示された番号に電話をすると、有償サポート費用などと称して料金を支払わせる、パソコンの警告解除サービスに関する相談が増えています。
このような相談は、以前から年間700件前後で推移していましたが、2023年度は、対前年度比130.8%と急増しました。
特に、高齢者(60歳以上)からの相談の割合が高くなっており、昨年度は全体の67.6%、今年度の第1四半期では7割以上を占めています。
突然警告画面等が出ても、画面に表示された連絡先には絶対に電話をしないでください。
偽の警告なので、落ち着いて、パソコンの再起動をするなどして、警告画面を消しましょう。
具体的な手順は下記のサイトをご覧ください。不安な場合は家族や周りの人に相談しましょう。
[参考]独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA)
「サポート詐欺で表示される偽のセキュリティ警告画面の閉じ方」
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/doe3um0000005cag-att/20231115173500.pdf
このような手口は、「サポート詐欺」とも呼ばれており、事業者の実態がつかめず、支払ったお金を取り戻すのは非常に困難です。また、警告解除操作のために遠隔操作アプリをインストールさせ、金銭だけでなく情報を盗み取る場合もあるので、注意してください。
東京都消費生活総合センター ✆ 03-3235-1155(相談専用電話) |
~9月は関東甲信越ブロック高齢者悪質商法被害防止共同キャンペーン月間です~ |
<悪質事業者通報サイトへ情報をお寄せください>
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/tsuho/
寄せられた情報は、悪質事業者の指導や処分に役立つほか、都民の皆様への情報提供、啓発につながります。
お問い合わせ先
東京都消費生活総合センター相談課相談システム担当
電話番号:03-3235-1148