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トップページ > 若者 > サッと読める ちょっとお耳に入れたい話 > 新しいお金の支払い方  ~新しい決済手段の仕組み~

更新日:2018年10月15日

新しいお金の支払い方  ~新しい決済手段の仕組み~
第1回  ネット上の主な決済手段、どこまで知っていますか

  執筆:一般社団法人ECネットワーク 理事 原田 由里 氏

第1回では、ネット上の主な決済手段を紹介します。どこまで知っていますか?

今は仮想通貨だって決済手段!

カード

よく使われているのがカード。カード表面に書かれている番号と有効期限、パスワードなどを画面に入力すれば、はい、終わり。
クレジットカードのほか、即時払いのデビットカード式などがあります。持っているカードの種類によって、請求されるタイミングが異なります。

クレジットカード

サーバ型電子マネー(電子ギフト券)

コンビニなどで売られているカード型のもの。裏をこすると番号がでてくるので、利用するサイトで書かれている番号を入力すれば手続き終了。ネットで買う場合は番号がメールで届きます。カードそのものが無くても、番号を他人に盗まれると使われてしまうので注意してね。

サーバ型電子マネー

振込み

オンラインバンキングであれば、指定口座に直接振込みもできちゃいます。

仮想通貨

決済手段として使って良いと国が認めたので、使える店が増えています。でも、決済に使う人はまだ少数。で、仮想通貨って何?は次回で詳しくお話ししますね。 

組み合わせるとますます便利!

ネットの買物、何が便利って、今、紹介したような決済手段を組み合わせたサービスが、更にたくさん用意されているところ!

キャリア決済

携帯電話会社が通信・通話料金とともに回収します。

代金引換

配送会社が商品代金を回収します。

コンビニ払い

支払番号やバーコードを店頭で読み取って決済。

後払い代行

代行会社が入ることで、後払いが可能になります。最近の通信販売の後払いでは多いパターンですね。

エスクロー

フリマアプリなどの個人間取引で、運営会社を介して相手と代金をやり取りします。一度運営会社が代金を預かるので、「代金を払ったのに商品が送られてこない!」といったトラブルを防止するメリットがあります。

エスクローイメージ

第2回では、キャッシュレス決済についてお話しします。スマホひとつでなんでも買える!?FinTech(フィンテック)って?

 

第2回 スマホ決済で現金いらず?

 執筆:一般社団法人ECネットワーク 理事 原田 由里 氏

スマホ一つでなんでも買える!? FinTech(フィンテック)って?

 スマホがあればお財布はいらない?

広まっている「スマホ決済」

お店のレジスマホをかざして買い物をしている人、見たことありませんか?駅の改札にかざして電車に乗る人も。

これは、スマホをかざすことで無線通信を行い、スマホ内にあらかじめ登録したクレジットカードや電子マネーで支払っています。ICカードの電子マネーをかざして買い物したり電車に乗るのと同じですね。                                                  

スマホ決済

今後、普及すると言われているのがQRコード決済です。こちらもあらかじめ登録したクレジットカードや電子マネーで支払いますが、自身のスマホ画面に支払いに使用するQRコードを表示させ、それを店側の端末が読み取ることで決済が完了します(ケース1 店側の端末でQRコードを読み取るパターン)※。国内でも複数の企業がQRコード決済のサービスを提供しており、外国人観光客の方も多く利用しています。

店側が提示したQRコードを購入者側のスマホで読み取ることで、決済が完了するものもあります(ケース2 購入者側のスマホでQRコードを読み取るパターン

QRコード決済(ケース1)QRコード決済(ケース2)

セキュリティも考えておこう

現金を扱わなければ、ニセ札や強盗の心配はないし、財布はスリム、買い物の履歴も残ります。スマホで現金知らず、そんな世の中が来るのかも?
でも、ネットワークを使うものだから、セキュリティは大事。まずスマホを紛失した場合に備え、決済サービスの利用を停止する方法やパスワードの設定方法を確認しておこう。
決済に指紋などの生体認証が必要な端末は他人に触らせないようにね。
寝ている間に指をスマホに…、知らないうちにクレジットカードを使われていた…。なんて、笑い話じゃないかも!
後になって請求金額が違う~なんてならないように、スマホ決済の際には、購入金額をその場で確認しましょう。

指紋認証(スマホ)

仮想通貨、言葉は知ってるけど… 

話題の仮想通貨ってナニ?

 ビットコインに代表される仮想通貨は、“不特定の者に対し決済手段にも使用できる電子データ”です。と言ってもよくわかりませんね。

簡単に言うと、現金(通貨)のように誰にでもあげたり支払いにも使えるけど、形のない電子データなので、保管しておくための専用ウォレット(財布の役割をするもの)が必要です。ウォレットはスマホのアプリもありますが仮想通貨取引所(交換業者)で作れます。また、電子データなのでネットワークに接続されていないと、支払ったり、受け取ったりできません。

最近では、QRコードを使って支払える店も増えていますが、仮想通貨は短期間に相当の価格変動をすることもあるので気を付ける必要があります。

仮想通貨

このようなスマホやITを利用した金融サービスをFinTech(フィンテック)と呼んでいます。新しいサービスはワクワクしますね。

 ただ、「こんなはずじゃ・・」にならないよう、知るべき点は、また次回

 

 

第3回 便利なキャッシュレス決済 でもトラブルにも気をつけて!

執筆:一般社団法人ECネットワーク 理事 原田 由里 氏

第3回は新しい決済手段の注意点です。いずれも、トラブルがあったら決済会社や消費生活センターに相談しよう。

便利だけどトラブルにも気をつけて! 

サーバ型電子マネーを購入したのに、使えなくなることがある!?

コンビニで売っているサーバ型電子マネー(電子ギフト券など)。使えなくなる条件を知っておこう。

1. カードの裏面に記載のギフト券番号を第三者に教えてしまった場合

  ギフト券番号は絶対に教えないで。チャージ残高を使われないよう、発行元で番号凍結を!

泥棒(電子ギフト券)

2. 発行会社が、電子マネー事業を廃止したり、倒産した場合

払い戻しの受付期間内に申し出れば、チャージ残高が払い戻しされます。しかし、発行会社が破産した場合には、全額の払い戻しを受けることが難しい場合もあります。払い戻しについては、主に新聞や発行会社のホームページで公開されるので、チェックしてね。
つまり、電子マネーは1度に買いすぎず、すぐに使うのが賢い使い方です。

代金引換の後継に後払い代行

代金引換って、商品未着がないから客側は安心!でも、店にとっては購入者側の受取拒否のリスクがあるのであまりうれしくない。
最近では店が代金を取り損なわずに、購入者も後払いできる「後払い代行」が流行っているのを知っていますか?

後払い代行の仕組みは次のとおり。

(後払い代行の仕組み)
購入者が商品の注文時に後払い代行を選択する(1)と、販売店から後払い代行業者(以下、代行業者)に注文データが送られます(2)。
代行業者)は販売店に購入代金を支払い(3)、販売店が購入者に商品を発送します(4)。
購入者には後日、代行業者より請求書が別途届きます(5)。購入者は代行業者に対し、手数料などを上乗せした料金を支払います(6)。

後払い代行の流れ 

代行業者が商品の代金を立て替えるので、今、手元にお金がなくても買えます!でも、後日請求がくるのはクレジットカードと同じ。
後から払えるかどうかを必ず考えて使いましょう。払えないと代行会社がきちんと回収に来るよ・・・。

後日請求

 

あなたは何で決済しますか?

「新しい決済手段」をテーマに全3回で解説してきました。日本銀行は決済を「債権債務の解消」と言っています。「売る」「買う」は、双方に権利・義務が発生します。
いろいろな「決済手段」を知ったところで、買物でもしようかな。それ、何で決済しますか? 

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