トップページ > とらぶるの芽(記事一覧) > 「デビットカード」って何?【とらぶるの芽(No.67)】
更新日:2017年7月3日
こんなところにとらぶるの芽No.67(2017年7月)
~ちょっと気になる消費生活情報をお届けします~
「デビットカード」って何?
店舗やインターネット通販等で買い物をする時、皆さんはどんな支払方法を選んでいますか?現金、クレジットカード、プリペイドカードなど、支払方法の選択肢は多種多様です。
現金を使わない支払方法(キャッシュレス決済)の利用は増加しており、今回は、その中でも最近注目の「デビットカード」を取り上げます。
デビットカードとは、銀行等が発行する決済カードのことで、「J-Debit」(ジェイデビット)と呼ばれるものと、「国際ブランドデビット」と呼ばれるものの2種類があります。
銀行等が発行するカードで、国際ブランドのネットワークを使って決済できるサービスです。クレジットカードと同様に、国内・海外の国際ブランド加盟店で利用できます。また、海外ATMから現地通貨を引き出すサービスもあるようです。
デビットカードとクレジットカードは、お店での利用の仕方は同じですが、お金の流れ(誰が誰に対して、いつ支払うか)が違います。
デビットカードを利用した場合、消費者が買い物をした時点で、銀行等の口座から代金が引き落とされます。そのため、デビットカードを利用して買い物ができるのは、口座に入っている金額の範囲内です。
一方、クレジットカードを利用した場合は、翌月以降の支払い(後払い)となります。クレジットカード会社は、カードを発行する際に、消費者の支払い能力を審査し、「利用限度額」を設定します。したがって、クレジットカードを利用して買い物ができるのは、クレジット会社が設定した「利用限度額」の範囲内です。
決済の種別 | 発行元 | 消費者の代金支払い時期 |
---|---|---|
デビット |
銀行等 |
即時払い(預金口座から引落し) |
クレジット |
クレジットカード会社 |
後払い(後日請求) |
デビットカードが注目されているのは、「多額な現金を持ち歩かなくても買い物ができる」「クレジットカードと異なり口座残高以上の買い物ができないので使い過ぎない」「前もってチャージをする必要がない」などの便利さが要因のようです。
ただし、カードの種類によっては利用できない店舗があったり、国際ブランドデビットカードの中には年会費がかかるものもありますので、注意が必要です。また、インターネット通販で利用した場合は、商品が届く前でも決済と同時に代金が支払われる仕組みであることも注意しましょう。
デビットカードやクレジットカード以外にも、電子マネーやプリペイドカードなど様々なキャッシュレス決済の仕組みがあります。それぞれの仕組みや特徴を理解し、その時々に合った支払方法を選択するなど、上手に利用しましょう。
ここに気を付けよう!
|
困ったときには、まず相談
東京都消費生活総合センター
相談専用電話 03-3235-1155
消費生活相談窓口のご案内
悪質事業者通報サイトへ情報をお寄せください。 <事業者名がわからなくても通報できます!>
すでに解決してしまった消費者相談情報や、窓口に相談するほどでもないけど困った経験をしたことがあるなどの情報をお寄せください。
悪質事業者通報サイト
※寄せられた情報は、悪質事業者の指導や処分に役立つほか、都民の皆様への情報提供、啓発につながります。
お問い合わせ先
東京都生活文化スポーツ局消費生活部企画調整課消費者情報担当
電話番号:03-5388-3076