更新日:2021年6月29日
都では、製品等による事故の未然・拡大防止を図るため、日常生活における「ヒヤリ・ハット」を掘り起こすインターネットアンケート調査を実施し、その結果を都民に情報提供しています。
今回は、「誤飲等による乳幼児の危険」をテーマに、乳幼児が身の回りにある製品や食品を誤飲等したことなどによって起こった危害・危険及びヒヤリ・ハット経験について、調査しました。
就学前の乳幼児を持つ20歳以上の保護者で、東京都にお住まいの3,000人
令和3年1月
10品目の製品・食品※1について乳幼児の誤飲等※2及びヒヤリ・ハット経験※3の有無、危害・危険の程度、具体的な内容、年齢・性別、誤飲等を防ぐために気をつけていることや工夫、誤飲等をした時の応急処置の方法など
※1 10品目の製品・食品とは、1.「たばこ」2.「医薬品」3.「玩具」4.「洗浄剤」5.「石鹸・化粧品等」6.「乾燥剤・殺虫剤・芳香剤等」7.「電池」8.「その他の家庭用品」9.「食品」10.「その他の食品(酒、調味料、サプリメント等)」である。
※2 誤飲等とは、異物を誤って飲み込み消化管に入った事例の他、窒息や異物が誤って気道内に入った事例(誤嚥(ごえん))、食品を飲食した際の窒息や乳幼児期の飲食に適さないものを誤って飲み込んでしまった事例についても含んでいる。
※3 ヒヤリ・ハット経験とは、異物や乳幼児期の飲食に適さない食品を飲み込みそうになった(口に入れそうになった、口に入れたが飲み込まなかった)事例である。
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<シールで583件>
貼ってはがせるシールに食べ物のイラストが描いてあり、食いしん坊の娘が食べてしまった。(1歳・女児)
<シャボン玉液で350件>
遊んでいて、シャボン玉液にストローをさしてブクブクしたとき、誤って吸い込んでしまい飲み込んだ。(3歳・女児)
<紙類で528件>
絵本のページをやぶって飲み込んでいた。目を離したすきだったので、絵本のページが欠けているのに気がついて口の中に破片が残っていた。排泄物に混ざって出てきたので受診はしなかった。(0歳・男児)
<ペットボトルの蓋で283件>
閉まっていると思っていた蓋が、しっかりと閉まっていなくて、ペットボトルで遊んでいるときに口に残ってしまった。出してと言ってもはじめはふざけて出そうとしなかったが、自分で吐き出してくれた。(1歳・女児)
<飴で413 件>
飴を口に入れて直後に、牛乳を飲み、苦しそうに泣いた。背中を叩いたが飴は出てこなかった。救急車を呼び受診したが、飴を飲み込むことができ、大事には至らなかった。(5歳・男児)
<パンで315 件>
パンを少しずつ食べられるようになり、大きな塊をそのまま口へいれてしまい、喉につっかえて泣き出したので背中を叩いて取り出した。(1歳・男児)
保護者が誤飲等を防ぐために気をつけていることや工夫、誤飲時の応急処置の方法について聞きました。
調査報告書「誤飲等による乳幼児の危険」(PDF:4,905KB)
お問い合わせ先
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055