更新日:2019年7月29日
2019年4月26日
都では、日常生活における「ヒヤリ・ハット」を掘り起こすとともに、収集した事例を都民に情報提供して事故の未然・拡大防止を図るため、インターネットアンケート調査を実施しています。今回は、「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の危険」をテーマに、使い慣れない製品や異なる環境で使用した製品などによって起こったヒヤリ・ハット経験について、3,000人に調査しました。
の3つを満たす3,000人
平成31年1月
帰省先などの自宅とは異なる住まいの「リビング・居間」など、7つの場所における危害及びヒヤリ・ハット経験の有無、程度、具体的な内容、性別・年齢、乳幼児の身の回りの安全のために気をつけていることや工夫など
※危害・・・実際にけがややけど等を負うこと。
※ヒヤリ・ハット・・・けがには至らないが、ヒヤリとしたり、ハッとしたこと。
自宅はマンションで階段がないが、実家は一軒家で階段がある。子供が階段が好きでのぼりたがり、目を離したときに一人でのぼって数段上から落ちてしまった。(2歳・男児)
自宅では吹出口にガードをつけたり囲いを使用しているが、石油ファンヒーターにガードがなかったので、吹出口を触ってしまった。(1歳・男児)
自宅には浴室内に転倒防止マットがあるが、祖父母宅にはなく、滑りやすいタイルで転倒して後頭部をぶつけた。(1歳・女児)
喜んで走りまわっているとき、ガラス製のリビングテーブルの角におでこをぶつけそうになった。テーブルの角は特にガードされておらず尖っているため、ぶつけていたら流血していたと思う。(1歳・女児)
自宅の玄関は引き戸だが、実家の玄関は蝶番で開閉する扉で、強風にあおられドアに手をはさまれそうになった。(2歳・男児)
自宅はカウンターキッチンで入り口に仕切りを置き、子供が入れないようにしているが、祖父母宅はオープンキッチンなので、リビングから移動し、包丁を触りそうになった。(2歳・女児)
保護者が乳幼児の身の回りの安全のために気をつけていることや工夫を聞きました。
いつもと違う環境で、子供が興奮して動き回るので、片時も目を離さないようにしている。
帰省時に危ない物は全部まとめて箱に入れた。
階段の昇り降りをしないようにガードをつけた。
火の元(台所、ストーブ回り)に近づかないよう本人に注意して、柵を設置している。
転んでも危なくないようにマットを敷いている。
危険なものがないか室内を確認するまでは子供を離さない。
事前に祖父母に危ないものを詳しく例に挙げて、収納しておいてもらう。
調査報告書「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児の危険」(PDF:4,845KB)
調査の結果に基づき、事故防止ガイドを作成し、「帰省先などの自宅とは異なる住まいでの乳幼児のけがなどに注意!」を報道発表しました。
お問い合わせ先
東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055