更新日:2020年10月19日
都では、日常生活における「ヒヤリ・ハット」を掘り起こすとともに、収集した事例を都民に情報提供して事故の未然・拡大防止を図るため、インターネットアンケート調査を実施しています。
今回は、「年齢の異なる子供のいる家庭での乳幼児の危険」をテーマに、兄や姉を持つ乳幼児(以下、「年下の乳幼児」という。)が兄や姉の製品を使用したことなどによって起こった危害及びヒヤリ・ハット経験について、調査しました。
就学前の年下の乳幼児を持つ20歳以上の保護者で、都内または近県にお住まいの3,000人
令和2年1月
次の1から3の場面における年下の乳幼児の危害及びヒヤリ・ハット経験の有無、程度、具体的な内容、性別・年齢、年下の乳幼児の身の回りの安全のために気をつけていることや工夫
※「危害」とは、実際にけがややけど等を負うこと。「ヒヤリ・ハット」とは、けがには至らないが、ヒヤリとしたり、ハッとしたこと。
<誤飲事例>玩具類で454件
床に落ちていたブロックを口に入れていた。姉のおもちゃだった。対象年齢6歳以上のおもちゃだった。(1歳・男児)
<切った事例>はさみ・刃物で378件
兄がはさみを使っているときに、下の子が手を出して触ろうとして、指を少しはさみで切ってしまった。(1歳・女児)
<転倒事例>ベビーカーで254件
上の子がベビーカーを押そうとしていたが、ベビーカーに荷物もかかっていたため後ろに転倒しそうになった。(1歳・女児)
<ぶつけた事例>ベビーカーで31件
散歩中に、上の子供がベビーカーを押したがり押させたら、上手く操作できず自転車にぶつかりそうになった。(2歳・男児)
<はさんだ事例>ドア・窓類で215件
下の子がドア周辺で遊んでいて、ドアの蝶番に手を置いた状態で上の子がドアを開け、指を軽くはさんだ。(2歳・男児)
<転倒事例>自転車で160件
下の子を自転車の前部の席に座らせたまま、後部の姉を降ろそうとしたとき、自転車のバランスが崩れて転倒し、下の子が軽いけがをした。(2歳・女児)
保護者が年下の乳幼児の身の回りの安全のために気をつけていることや工夫を聞きました。
調査報告書「年齢の異なる子供のいる家庭での乳幼児の危険」(PDF:3,163KB)
調査結果に基づき、事故防止ガイドを作成し、「年齢の異なる子供のいる家庭での乳幼児の事故に注意!」を報道発表しました。
お問い合わせ先
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055