更新日:2019年8月1日
日常生活における「ヒヤリ・ハット」を掘り起こすために、東京都ではインターネットアンケート調査を実施しています。今回は、乳幼児の寝ているときの危害及びヒヤリ・ハット経験に関する調査から収集した2,090件の事例をもとに、具体的な事例や事故防止ポイントをまとめたガイドを作成しました。(A4判、4ページ)
危害及びヒヤリ・ハット経験に関する事例のうち、転落に関する事例が1,349件と最も多く、そのうち「リビング等の居室」で568件、「ベッド、布団回り・寝具等」で472件と、家の中で多く起きていました。製品別の事例では、ソファー487件、大人用ベッド369件、ベビーベッド84件の順に多くなっています。
転落に次いで、窒息等に関する事例が159件ありました。
「移動時」、「外出先」でも転落に関する事例が多く、おむつ交換台による事例が133件、次いで自転車に関する事例が42件ありました。
「乳幼児の寝ているときの事故防止ガイド~ヒヤリ・ハットレポートNo.15~」を、都内の消費生活行政窓口、保育所、幼稚園、国立・都立の小児病院等に送付し、東京都が主催、参加する子供の安全に関するイベント等で配布するなど、都民への注意喚起に活用するとともに、事業者団体等へ調査結果を情報提供します。
また、調査結果を東京都の子供に関する安全対策事業に結びつけていきます。
寝ているときの危険について、場所ごと(「ベッド、布団回り・寝具等」、「リビング等の居室」、「移動時」、「外出先」、その他)の危害及びヒヤリ・ハット経験の有無を聞き、自由記述でそれぞれの事例についての詳細な回答を得ました。
危害・・・実際にケガややけど等を負うこと。
ヒヤリ・ハット・・・ケガには至らないが、ヒヤリとしたり、ハッとしたこと。
ヒヤリ・ハットレポートNo.15「乳幼児の寝ているときの事故防止ガイド」(PDF:2,930KB)
報告書「乳幼児の寝ているときの危険」(PDF:2,993KB)
乳幼児の「家庭内の水回り(No.13)」「身の回り(No.12)」「転落・転倒(No.11)」「やけど(No.8)」の事故防止ガイドもこちらでご覧いただけます。
お問い合わせ先
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055