更新日:2015年10月29日
平成27年10月29日
生活文化局
乳幼児のヒヤリ・ハット調査を実施~「乳幼児の身の回りの製品事故防止ガイド」を作成~
日常生活における「ヒヤリ・ハット」を掘り起こすために、東京都ではインターネットアンケート調査を実施しています。今回は、乳幼児が使う製品及び保護者が使う乳幼児を育てるための製品によるヒヤリ・ハット経験を調査し、その結果及び注意ポイントをまとめた事故防止ガイドを作成しました。
項目別では、おもちゃ:538件、飲食物・食器等:210件、衣服等身につけるもの:201件、その他日用品:299件で、危害及びヒヤリ・ハットの経験がありました。(報告書:P7)
【おもちゃによる事例】 (報告書P14)
三輪車で前のめりに転倒し地面にあごを強打、出血した。(男3歳)
ブロックを鼻に入れてしまい、ピンセットでは取れず病院へ行った。(女2歳)
また、製品別では歯ブラシで243件と、ほかの製品と比較して多数の経験が見られました。
⇒歯ブラシをくわえたままソファーでジャンプして転び、のどの中を突いてしまった。(男3歳) (報告書:P48)
項目別では、移動用具:698件、衛生用品:212件、乳幼児向け安全グッズ:197件、その他育児用品:292件で、危害及びヒヤリ・ハットの経験がありました。(報告書:P7)
【移動用具による事例】 (報告書P14)
前かがみで抱っこひもを背中で止めようとした時に子供が頭から落ちてしまった。(男1歳)
子供を自転車に乗せたまま忘れ物を取りに玄関に戻っているうちに自転車が倒れた。(男2歳)
製品別ではベビーカーで397件と、他の製品と比較して多数の経験が見られました。
⇒子供をベビーカーから降ろして、たたむ時に指を挟んでしまった。 (女1歳) (報告書:P15)
「乳幼児の身の回りの製品事故防止ガイド」では、乳幼児の身の回りの製品でのヒヤリ・ハット事例の紹介、子供の成長に合わせた安全のためのアドバイスを掲載しています。
ヒヤリ・ハットレポートNo.12「乳幼児の身の回りの製品事故防止ガイド」A4 8ページ (PDF:2,510KB)
「乳幼児の身の回りの製品事故防止ガイド~ヒヤリ・ハットレポートNo.12~」を、都内の消費生活相談窓口、保育園、幼稚園等に配布し、都民への啓発に取り組むとともに、事業者団体等へ調査結果を情報提供します。(サイズ:A4、8ページ)
「乳幼児が使う製品による危険」「乳幼児を育てるために使う製品による危険」
調査対象:東京都及び近県に居住する未就学児の保護者3,000人
調査時期:平成27年1~2月
《参考》
ヒヤリ・ハットとは…ケガはしなかったが、ヒヤリとしたりハッとした事例
危害とは…ケガをしたり、発火・発煙・引火など重大な事故につながるおそれのある事例
乳幼児を育てるために使う製品による危険(報告書)(PDF:916KB)
お問い合わせ先
東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3082