更新日:2019年7月19日
平成22年10月25日
生活文化局
―都民2000人に調査し、5,801件のヒヤリ・ハットや危害の体験を分析―
日常生活で経験した「ヒヤリ・ハット」体験はどこへも情報提供されることなく、多数埋もれています。そこで、都では、平成21年度から危害危険情報を積極的に掘り起こすため、「ヒヤリ・ハット」調査を実施しています。
今回は、保護者が目を離した間に発生することが多い「乳幼児の誤飲」をテーマに調査を実施しました。
乳幼児の誤飲についてヒヤリ・ハットや危害体験を2,000人にインターネットアンケート調査
乳幼児の誤飲に関するヒヤリ・ハットや危害の体験を5,801件収集!
紙類(ティッシュ・新聞紙等)がトップで522件。
次いで、シール、医薬品、タバコ。シャボン玉液など玩具も多い。
タバコ(46件)、医薬品(23件)、ビー玉(8件)、シール(7件)、電池(6件)の順に多い。
飴の包み紙、おまけのシール、スーパーのレジ袋などが喉に詰まったり、喉の奥に貼りついた事例が49件報告されました。シールやポリ袋の誤飲では、息ができなくなった、という事例もあり、一歩間違うと窒息の危険性につながるため注意が必要です。
テーブルの上に置いた薬を乳幼児が見つけて口に入れる事例が多くありました。シロップ薬を飲んでしまう事例もありました。甘い味付けの薬は乳幼児が飲みたがることがあるので、細心の管理が必要です。
おもちゃの部品が外れてそれを飲み込んだ事例が多くありました。角がとがったものを飲み込んだ場合、のどを傷つけることがあるので注意が必要です。
灰皿代わりに使用した空き缶中の液を誤飲した例もありました。タバコの浸出液は、ニコチンが吸収されやすく危険であるため、吸殻の取扱いには十分注意すべきです。
お問い合わせ先
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055