更新日:2013年3月21日
平成23年5月26日
生活文化局
―都民計7300人に調査し、ヒヤリ・ハットや危害の体験を分析―
日常生活で経験した「ヒヤリ・ハット」体験はどこへも情報提供されることなく、多数埋もれています。そこで、都では、平成21年度から危害危険情報を積極的に掘り起こすため、「ヒヤリ・ハット」調査を実施しています。
今回は、家の中でも様々な危険が潜む「浴室・トイレ」をテーマに調査を実施しました。
浴室・洗面所・トイレでのヒヤリ・ハットや危害を7,300人にインターネットアンケート調査
浴室でのヒヤリ・ハット等の当事者年齢分布
4,000人の回答者(20~50代が各20.8%、60代以上が17.0%のうち、本人及び家族にヒヤリ・ハット等の経験があると回答した人数)
乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の方がヒヤリ・ハット等を経験している。
とろりとする入浴剤を入れたときや、入浴剤の溶け残りがあるときに滑って転倒している。中には、腰を強打したり、溺れそうになった事例もあった。
浴槽のふたに寝かせていた子供の浴槽への転落や、洗い場の椅子から浴槽への転落などの事例が報告された。浴槽への転落は、一歩間違うと大きな事故につながるため、特に注意が必要である。
浴槽のふちに置いたアロマキャンドルの容器が熱くなっていることに気づかずやけどした事例があった。
トイレのドアで手の指や足の指を挟む事例があった。足の指では、爪がはがれた事例も…。
調査のポイントをまとめたパンフレット「お風呂・トイレの危険 事故防止ガイド」を、都及び区市町村の消費生活相談窓口、幼稚園、保育所等へ配布し、都民への啓発に取り組む。
発行部数4万部を都及び区市町村の消費生活相談窓口、幼稚園、保育所等へ配布。
お問い合わせ先
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055