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更新日:2023年4月28日
令和5年4月28日
東京都では、多重債務問題の解決に向け、庁内各局や関係団体が連携して総合的な取組を推進しています。
その取組の一環として、東京都と23区26市1町が、専門相談窓口等と連携して、令和4年度第2回特別相談「多重債務110番」を実施しましたので、結果をお知らせします。
・ 東京都消費生活総合センター(03-3235-1155) |
新型コロナウイルスの影響による勤務先の業績悪化で減収し、生活が苦しくなった。
やりくりのため、クレジットカードの支払いをリボ払いにしていたら、いつの間にか2社のカードで残債が370万円になっていた。自己破産せずに解決できないか。(50歳代 女性)
⇒ 解決に向けた道筋
相談者は、利息の負担が大きいリボ払いをやめ、銀行ローンへの借り換えをしたうえで返済していくことを希望していました。
弁護士につないだところ、月々の返済額によっては借り換えを検討する余地もあるが、収入との兼ね合いによっては、自己破産を検討する必要が出てくることもあるとの助言を受けました。
一人暮らしで、派遣社員として働いている。
買い物依存で収入に合わないものを購入していたことが原因で、カードローンや消費者金融等からの借入れのほか、光熱費や税金も滞納してしまい、残債は260万円以上。
新型コロナ感染による後遺症で今も十分に働けず、減収で返済困難。(50歳代 男性)
⇒ 解決に向けた道筋
弁護士相談を受け、借金の返済については体調を見ながら仕事を増やしていくことや、状況によっては自宅の売却も検討することを助言されました。
また相談時に、不安な気持ちが強い様子から、心理面での手当ても必要があるとして、カウンセラーにつないだところ、手厚い支援が必要とと判断され、依存症相談を切り口に精神保健福祉センターへの相談を勧められました。
20代で独居の息子がクレジットカードのリボ払いや消費者金融からの借入れで多重債務になり、返済に苦しんでいる。
友人からも借りており、総額は170万円を超えている。
借金の原因は、スマホゲームへの課金、ギャンブル、外食などで、以前依存症の相談窓口への相談を勧められたが、本人が行きたがらない。
家族としてどのように接すれば良いだろうか。(50歳代 女性)
⇒ 解決に向けた道筋
カウンセラーにつなぎ、息子への関わり方について助言を受けました。
相談者が息子の責任を過剰に肩代わりしていることから、相談者自身もカウンセリングを受けてほうが良いとのことで、カウンセラーの探し方などについても案内がありました。
印刷用PDFはこちら(PDF:292KB)
特別相談で受け付けた相談の概要はこちら(PDF:662KB)
お問い合わせ先
東京都消費生活総合センター相談課
電話 03-3235-1219