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更新日:2022年12月9日
令和4年12月9日
東京都では、多重債務問題の解決に向け、庁内各局や関係団体が連携して総合的な取組を推進しています。
その取組の一環として、東京都と23区26市1町が、専門相談窓口等と連携して、令和4年度第1回特別相談「多重債務110番」を実施しましたので、結果をお知らせします。
・ 東京都消費生活総合センター(03-3235-1155) |
買い物依存でクレジットカードの利用限度額まで買い物をしてしまい、リボ払いで返済している。
生活費のための借り入れもして、残債は総額約230万円。月々の返済は10万円。
返済したいが、派遣社員でボーナスもない。どうすれば良いか。(50歳代 女性)
⇒ 解決に向けた道筋
弁護士につなぎ、任意整理、自己破産、個人民事再生手続きについての説明を受けました。
また、センターで弁護士会や法テラスの相談窓口の予約をサポートしていることを説明したところ、まずは、家計管理から相談することとなり、生活再生相談窓口の予約を取りました。
入学金を消費者金融で借りたことをきっかけに、複数の消費者金融や銀行から借入れ、残債が約200万円ある。ほかに奨学金残債が約600万円。
年収は420万円だが、家賃の支払いなどもあり、毎月利息しか返済できない。
債務整理をしたいが、いわゆるブラックリストに載って、将来住宅ローンなどを組めなくなると思うと、踏み切れない。(30歳代 男性)
⇒ 解決に向けた道筋
弁護士につないだところ、「ブラックリストに載りたくない」という相談者の懸念について理解を示されたうえで、現状ではいずれは支払不能となり、信用情報に傷がつくことになるため、早期に立ち直りを図ることが合理的であると助言されました。
そこで、残債約200万円の返済について司法書士につなぎ、任意整理と自己破産について説明を受けました。
SNSで知り合った人と喫茶店で会い、「自分は副業だけで生活ができるようになって本業はやめた。あなたもやってみないか。」と勧められた。
初期費用に約70万円がかかると言われ、「すぐに始めたいがフリーターなのでお金がない」と断ると、消費者金融を案内され、3社から借り入れて支払った。
結局稼ぐことはできず、借金だけが残ってしまったが、支払いが厳しい。(20歳代 女性)
⇒ 解決に向けた道筋
司法書士につなぎ、任意整理や破産などの制度の説明を受けました。判断は難しいが、まずは借入額が多い消費者金融の残債の債務整理をするなどと助言されました。
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お問い合わせ先
東京都消費生活総合センター相談課
電話 03-3235-1219