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トップページ > 相談窓口 > 特別相談の実施案内/結果 > 特別相談「多重債務110番」を実施しました ~債務問題は必ず解決できます。一人で悩まずご相談ください!~

更新日:2024年5月15日

特別相談「多重債務110番」を実施しました
~債務問題は必ず解決できます。一人で悩まずご相談ください!~

特別相談の実施結果

令和6年5月15日

 東京都では、多重債務問題の解決に向け、庁内各局や関係団体が連携して総合的な取組を推進しています。

 その取組の一環として、東京都と23区26市1町が、専門相談窓口等と連携して、令和5年度第2回特別相談「多重債務110番」を実施しましたので、結果をお知らせします。

結果の概要

  • 実施期間  令和6年3月4日(月曜日)、5日(火曜日)の2日間
  • 2日間で寄せられた多重債務に関する相談は、全体で181件
    ・東京都消費生活総合センター             49件
    ・区市町の消費生活センター(23区26市1町)      40件
    ・弁護士会、司法書士会、法テラス等の法律相談窓口     92件
  • 都受付分(49件)の相談の特徴
    ・相談者の平均年齢は56.8歳、50歳代以上の人が73.9%(不明3人を除く)
    ・借入先が6社以上の人は17.8%(5社以上の人は46.7%)
    ・債務額が500万円以上の人は41.7%
    ・1人当たりの平均債務額は約531.2万円
    ・債務者本人以外(家族、知人等)からの相談が18.4%
    ・FXや暗号資産の投資詐欺、還付金詐欺、副業サポート契約などにより、債務を抱えてしまったという相談が7件あった。
    ・自営業の破綻をきっかけとして、キャッシング や消費者金融等を利用して生活費の借入れを始め 、多重債務に陥ったという相談が10件あった。

消費者へのアドバイス

  • 多重債務は、個人の努力だけで解決することはきわめて困難です。                                                      早期に専門家に相談することが大切です。
  • 債務を抱えているご本人以外からもご相談を承っています。
  • 都内消費生活センターでは、多重債務問題を抱える相談者を法律専門家や専門相談機関等につなぎ、問題解決の道筋ができるまでフォローアップする「東京モデル」を実施しています。
    https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/sodan/sodan_tazyuu.html
  • 債務が少額であっても、返済に不安がある場合はご相談ください。

・  東京都消費生活総合センター(03-3235-1155)
 (受付時間:月~土曜・午前9時~午後5時)(日・祝日・年末年始はお休みです。)
・ お近くの消費生活センターへはこちら ➡ 消費者ホットライン  ☎ 188

主な相談事例(東京都消費生活総合センター受付分から)

【買い物依存症で借金を抱えたうえ、 投資詐欺で退職金を失い、返済が困難になった。】

 仕事のストレスで買い物依存症になってしまい浪費してしまった。 退職金を増やそうと思った結果、FXの投資話に騙され、もう僅かしか残っていない。キャッシングやクレジットカードで500万円以上の残債があり返済が困難になった。借金の整理も含め、今後の生活をどのようにすべきか。(60歳代 女性)

⇒ 解決に向けた道筋
 まずは家計の状況を把握し、返済できるかを判断する必要があることと、債務整理には任意整理や自己破産等の方法があることを情報提供し、法律専門家と生活再生相談窓口につなぎました。法律専門家からは、自己破産の他、年金を受給して返済計画を立てれば、債務整理も可能ではないかとの助言を受けました。
 その後、年金の受給について年金事務所で相談をした後に生活再生相談窓口で債務整理の方法を検討することになりました。
 

【クレジットカードや消費者金融からの借り入れがきっかけで多重債務に陥った。】

 成人になった頃からクレジットカードで飲食代やレンタカー代など遊興費をキャッシングして支払っていたが 、返済困難になった。消費者金融2社からも借り入れがあり、残債は全部で100万円程度だが半年くらい前から滞納している。うち 1社からは弁護士から督促の電話があった。実家暮らしだが給料は約15万円程度で支払い困難。(20歳代 男性)

⇒ 解決に向けた道筋
 司法書士につなぎ、任意整理や自己破産など債務整理の方法について説明を受けました。これまでの支出の見直しを行い、生活を立て直せれば、任意整理の方向での債務整理が相当であるとの助言を受けました。
 

【ホストクラブの売掛金のツケを払えと脅されている。どう対応したらよいか。】

 数年前、友人に誘われてホストクラブに行ったのがきっかけで通うようになった。当初は現金で支払っていたが、途中から売掛金に変わり、今は残債がいくらあるかわからない。ホストに「ツケが払えないなら家を売れ」等と脅され、体調を崩して休職している。今後どのように対応していけばよいだろうか。(40歳代 女性)

⇒ 解決に向けた道筋
 復職の予定があるということで、生活再生窓口につなぎ、任意整理のため家計シミュレーションを行いました。次に法律専門家からは、ホストからの連絡はブロックするとともに、ホストとのトラブルについては警察にも相談しておくこと、これまで支払った金額を確認し、今後の支払いについては法律専門家を通じて交渉するよう助言を受けました。さらに、カウンセラー相談につなぎ、精神保健福祉士からも助言を受けました。
 

印刷用PDFはこちら(PDF:268KB)
特別相談で受け付けた相談の概要はこちら(PDF:636KB)

お問い合わせ先

東京都消費生活総合センター相談課
電話 03-3235-1219