水辺の遊びではライフジャケットを着用しましょう!
平成31年4月22日
いよいよゴールデンウイーク。気温も上がり、これから夏にかけて子供たちが海や川などの水辺で遊ぶことが多くなりますが、事故も多く発生しています。子供の不慮の事故による死亡原因として、溺死は交通事故の次に多く、その中でも、自然の水域での溺死が半数を占めています。
東京都が昨年10月に実施したアンケート調査でも、水辺の活動中、ライフジャケットを着用せずに「転倒して水に落ちた」「流された」「波にのまれた」等の危険な経験があるとの回答がありました。逆に「ライフジャケットが役に立った経験がある」との回答もありました。こうした調査結果による水辺での事故防止のポイントを以下にお示しします。

事故を防ぐポイント
- 水辺の活動をするときには、ライフジャケットを積極的に着用しましょう
子供の水難による死亡事故は水遊び中に多く発生しています。しかし、海や川での水遊びや、陸上から釣りをする場合に、ライフジャケットの着用率が低くなっています。生存率を高めるため、ライフジャケットを着用しましょう。付添いをする大人も着用しましょう。
- 品質が確保されたライフジャケットを選びましょう
表示された浮力を満たさない製品もあります。表示された浮力を満たさない場合、水面に浮上する部分が減少するなどのおそれがありますので、品質が確保されたライフジャケットを選びましょう。桜マーク(国土交通省の型式承認(船舶用))や第三者機関による性能鑑定マーク、団体の認定マークがついていることも、品質や使用場面を判断する参考になります。
- 危険な場所には子供を近づけないようにしましょう
ライフジャケットを使用していても危険な場所があります。例えば、堰堤の下ではリサーキュレーション(循環流。川の堰堤の下などに発生する上流側へ反転する流れ)が発生し、脱出が困難になることがあります。
- 体格にあったライフジャケットを選択し、ベルトをしっかり締めましょう
ライフジャケットが子供の体格に合っていなかったり、ライフジャケットのベルトの締付けが不十分な場合、ライフジャケットが脱落したり、浮かんだ際のバランスが悪くなることがあります。
【詳しい情報はこちら】
「子供の水辺の遊びではライフジャケットを着用させましょう~子供用ライフジャケットの安全な使用に関する調査を実施しました~」東京くらしWEB

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