ベビーゲート等を安全に使いましょう!
乳幼児が住居内の危険な場所に立ち入ることなどを防止するためのベビーゲートやベビーフェンスの使用は、子供の安全確保に有効です。一方でベビーゲート等の外れや閉め忘れ、乗り越えなどによる事故が起きています。
以下の「事故を防ぐポイント」を参考に、ベビーゲート等を安全に使いましょう。
ベビーゲート等を積極的に使いましょう
- ベビーゲート等の使用により、階段からの転落や台所でのやけどを防ぐなど、事故防止につながります。
- 一方で、商品選択や設置状況、使い方などによっては、機能が発揮できず、事故につながることがあります。買う時、使用上のポイントに注意し、適切に使いましょう。
事故を防ぐポイント
買う時のポイント
安全に配慮したベビーゲート等を選びましょう

- ねじどめ式や固定用カップ(右図)をつけたつっぱり式は、柱や壁にねじ等でとめるため、カップのないつっぱり式よりも、より強固に固定できます。
- 安全対策機能には、ダブルロックなどロック解除に複数の動作を要したり、開けた扉が自動で閉まるオートクローズなどがあります。
- 国内の安全基準にはSG基準、海外の安全基準には、ヨーロッパのEN基準、アメリカのASTM基準があります。商品を選ぶ際には、参考にしましょう。
住まいの構造に合ったベビーゲート等を選びましょう
- 階段上への設置禁止など、設置する場所、幅、材質によって、使えるべビ―ゲート等の種類が異なります。購入前に、設置する場所や商品の表示をよく確認しましょう。
使用上のポイント
- 取扱説明書等でベビーゲート等の適切な固定や使用の方法を確認しましょう。
- 水平な床面で、固定に必要な強度や材質の壁や柱がある所に取り付けましょう。
- 特に階段の上では、ねじどめ式や固定用カップをつけたつっぱり式のベビーゲートを、扉が階段側に開かないように設置しましょう。
- ベビーゲート等が完全に閉まるか、傾く、がたつくといった緩みがないか、定期的に確認し、必要に応じて固定しなおしましょう。
- ベビーゲート等の使用対象年齢である24か月を超えてしまうと、ロックを解除できてしまうなど、移動を防げないおそれがあります。
- ベビーゲート等の開閉は、手などを挟み込まないよう、扉の近くに子供がいないか注意し、また閉め忘れがないか確認しましょう。
- ベビーゲート等の使い方や注意点について、取扱説明書等を確認し、家族で理解しましょう。
- ベビーゲートを正しく取り付けたり、使用することで、事故などを未然に防止できることがあります。取扱説明書や製品本体の記載内容などをよく読んで、使用しましょう。
参考 事故等の事例
ベビーゲートを閉め忘れた
- 閉め忘れて、キッチンで火を使っているときに足元に子供が来た。(1歳4か月・台所)
ベビーゲートが外れた
- 自分でベビーゲートを開けようとして、ガタガタ揺らして外してしまった。(1歳4か月・階段の上)
ベビーゲートに挟んだ
- 子供がベビーゲートをいじり、ゲートが閉まったときに指を挟んだ。(8か月・部屋の出入り口)

ベビーゲートに登った
- 少し目を離したすきにゲートを登っていた。(1歳3か月・階段の下)
関連情報
東京都商品等安全対策協議会報告「ベビーゲート等の使用に関する安全確保」はこちら
印刷用のPDFはこちら(PDF:466KB)
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055