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トップページ > 商品安全 > 危害・危険情報 > 平成31(2019)年度 > お餅による窒息事故に注意!年末年始に多く発生しています!

更新日:2019年12月27日

お餅による窒息事故に注意!年末年始に多く発生しています!

令和元年12月27日

お餅による窒息事故は、食べる機会が増える12月から1月にかけて多くなります。

東京消防庁管内では、平成26年から平成30年までの5年間に、500人近くの方がお餅(団子等も含みます)を喉に詰まらせて救急搬送されています。そのうち、約9割が65歳以上の高齢者であるとともに、乳幼児でも窒息事故は起きています。

窒息は対応を間違うと死に至る事故にもなります。年末年始を迎えるにあたり、事故防止のポイントや応急手当の方法を確認しておきましょう。

お餅による窒息事故イラスト

事故、ヒヤリ・ハット事例

  • 正月に母親と食事をしていたとき、雑煮の餅が喉に詰まり、むせ、せきがしばらく止まらなかった。(70歳代、ヒヤリ・ハット経験)
  • 自宅のベッドで小さく切った餅を食べていたところ喉に詰まり、その後意識がなくなった。(90歳代、救急搬送事例(重篤))
  • もうすぐ3歳の子が正月、餅(小さく切ってあったけど溶けて繋がってしまっていた)を食べて喉につまらせた。もがいたけど、すぐに吐いたので大丈夫だった。(3歳、ヒヤリ・ハット経験)

※上記事例1番目及び3番目は、東京くらしWEB「年末年始の生活に潜むヒヤリ・ハット調査」を参照
※上記事例2番目は、東京消防庁「救急搬送データからみる日常生活の事故(平成30年)」を参照

事故を防ぐポイント

  • 食べる前に、お茶や汁物を飲んで喉を潤しておきましょう。
  • お餅は小さく切るなど、食べやすい大きさにしましょう。
  • 急いで飲み込まず、ゆっくりと噛んでから飲み込みましょう。
  • 食事中は歩きまわらない、横にならないようにしましょう。
  • 一人で食事をする場合は、特に注意しましょう。高齢者や乳幼児と一緒に食事をする際は、適時食事の様子を見るなど注意を払いましょう。
  • いざという時に備え、応急手当の方法をよく理解しておきましょう。

物を喉に詰まらせた人への応急手当の方法(東京消防庁 広報テーマ2019年12月号 より抜粋)

チョークサインを出しているとき、声を出せないとき、顔色が急に真っ青になったときなどは、食べ物などにより気道が塞がれていることが疑われます。
※チョークサイン…窒息を起こし、呼吸ができなくなったことを他の人に知らせる世界共通のサイン

チョークサイン

そのようなときは大きな声で助けを呼び、119番通報とAEDの搬送を依頼し、直ちに気道異物除去を始めます。

呼びかけて反応があれば・・・

  1. まず咳をすることが可能であれば、できる限り咳をさせます。
  2. 咳もできずに窒息しているときは、背部叩打法(はいぶこうだほう)を行いましょう。

背部叩打法の実施手順

  1. 胸もしくは下あごを支えて突き出し、あごを反らせます。
    傷病者が倒れている場合は、傷病者を手前に引き起こして横向きに寝かせ、自分の足で傷病者の胸を支えます。片手で傷病者顔を支えます。
  2. もう片方の手のひらの付け根で、傷病者の肩甲骨と肩甲骨の間を強く4~5回、迅速に叩きます。
  3. 回数にとらわれず、異物が取れるか、反応がなくなるまで続けます。

心肺蘇生

呼びかけに反応がない場合又は、反応がなくなった場合は・・・

ただちに心肺蘇生※を開始してください。

(心肺蘇生については、東京消防庁の以下のURLからご覧いただけます。)
《心肺蘇生等の応急手当》(広報テーマ2019年7月号)東京消防庁外部サイトへリンク

【参考】

《年末年始の生活に潜むヒヤリ・ハット調査》東京くらしWEB(平成24年12月4日)

《年末・年始の救急事故をなくそう 餅による窒息事故に注意》(広報テーマ2019年12月号)東京消防庁外部サイトへリンク

《救急搬送データからみる日常生活の事故(平成30年)》東京消防庁外部サイトへリンク

《みんなで防ごう高齢者の事故》消費者庁(令和元年12月18日)外部サイトへリンク

印刷用のPDFはこちら(PDF:737KB)

お問い合わせ先

東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当

電話番号:03-5388-3055