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更新日:2017年4月3日
こんなところにとらぶるの芽No.64(2017年4月)
~ちょっと気になる消費生活情報をお届けします~
インターネットバンキング等を利用する際は、セキュリティーサービスを上手に使いましょう!
インターネットバンキングなどのインターネットを利用した金融取引サービスは、手数料の安さや、店舗に行かなくてもパソコンやスマホ等があれば時間を気にすることなく利用できることから、人気があります。しかし、「自分の口座から別の口座に振り込みがされていたが、心当たりがない」「知らない団体に送金されていた」などの相談が寄せられています。インターネットバンキング等を利用するために必要なパスワード等が盗まれると、なりすましなどによる不正利用の危険があるので注意が必要です。
他人からなりすましなどの侵入を防ぐためは、インターネットバンキング等にログインするためのパスワードの適切な管理が欠かせません。パスワード管理における注意点等を知り、まずは利用者自身で適切な管理を行いましょう。
(主な注意点)
銀行では、様々なセキュリティサービスを提供しているので、その一部をご紹介します。セキュリティを強化するために、ID・パスワードの適切な管理に加えてこれらのサービスを賢く利用しましょう。
ワンタイムパスワードとは、一度しか使えないパスワードのことです。
ログインすると、予め登録しておいたメールに1回限りのパスワードが送信される方法や、利用者に予め「乱数表」や「トークン」と呼ばれるパスワード生成器を配布しておいて、それでパスワードを生成して入力するなど、さまざまな方法があります。トークンにはICカードのようなものやパソコンやスマートフォンにインストールして使用するソフトウエアタイプなど、さまざまな形態があります。
(使用例)
「乱数表」→認証時に、表のA1からE5に書いてある数字を指定に従って該当する位置の数字を入力していきます。
「トークン」→認証時にトークンに表示された数字をパスワードとして入力します。
インターネットバンキング等にログインやログアウトした際や送金などの取引を行った際に
予め登録しておいたメールアドレスに通知が来るサービスです。
通知メールで利用状況がわかるので、不正なアクセスがないかチェックできます。
ログインパスワード等を入力する際に、キーボードの入力情報を盗まれないように、画面にキーボードを表示して画面上でパスワードなどを入力させるためのソフトウェアで、インターネットバンキング等のログイン画面上で利用することができます。
偽サイトを検知するソフトウェアで、パソコン等にインストールして利用します。
インターネットバンキング等のサイトにアクセスした際に、偽サイトを検知すると画面に警告表示等が出ます。
銀行によっては、スマートフォン向けのサービス等を利用するためのアプリを提供しています。このアプリにログインする際に、指紋等による認証機能を入れているものがあります。
指紋を読み取らせて、予め登録しておいた指紋と照合することによって認証します。
提供されるサービスの種類や利用方法等は銀行によって異なります。利用する際は、利用条件や利用料の有無等について、銀行に確認しましょう。
また、これらのサービスを使っていれば大丈夫、というわけではありません。取引状況を定期的に確認する、パソコンにウィルス対策ソフトを入れる、OS等をアップデートで最新の状態にしておくなど、日頃から対策を講じておきましょう。
ここに気を付けよう!
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