令和7(2025)年度 消費生活相談概要
令和8年7月28日 報道発表資料
都内の消費生活相談が約10%増加(約14万5千件)
SNS広告をきっかけとしたインターネット通販の割合が増加
不審な電気点検やブレーカー(分電盤)の交換に関する相談が激増
1 相談全体の概要
(1) 都及び都内区市町村に寄せられた消費生活相談件数は14万5,501件
(前年度比9.8%増加 令和6年度132,542件 → 令和7年度145,501件)
(2) 高齢者(60歳以上)の相談件数
は約5万件で、全相談の34.8%
(前年度比7.4%増加 令和6年度47,182件 → 令和7年度50,688件)
※70歳以上の相談は、令和6年度30,759件 →
令和7年度32,205件
(3) 若者(29歳以下)の相談件数は約1万9千件で、全相談の13.1%
(前年度比13.4%増加 令和6年度16,762件 → 令和7年度19,008件)
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2 相談の特徴
(1)「インターネット通販」の相談件数は約3万8千件で、全相談の26.2%
- 「SNS」が関連する相談の割合が3.0ポイント増加(令和6年度23.2% → 令和7年度26.2%)
- 「商品未着、粗悪品」の相談件数が増加(令和6年度2,115件 → 令和7年度3,490件)
- 「定期購入」に関する相談が高水準を維持(令和6年度5,039件 → 令和7年度4,921件)
- 「インターネットゲーム」に関する相談件数が増加及び20歳未満の割合は高水準を維持
(令和6年度806件 (うち20歳未満48.7%) → 令和7年度820件 (うち20歳未満46.3%))
(2)「不審な電気点検やブレーカー(分電盤)の交換」に関する相談が急増、「ソーラーシステ
ムや蓄電池」に関する相談が増加
- 「不審な電気点検やブレーカー(分電盤)の交換」に関する相談が激増
(令和6年度875件 → 令和7年度1,483件)
- 「ソーラーシステムや蓄電池」に関する相談が増加(令和6年度875件 → 令和7年度1,049件)
(3)「賃貸アパート」の相談が増加、中でも「値上げ」のトラブルが激増
- 「賃貸アパート」に関する相談が増加(令和6年度7,937件 → 令和7年度10,348件)
- 「値上げ」に関する相談が激増(令和6年度517件 → 令和7年度1,086件)
(4)「鍵の解錠サービス」等の緊急時レスキュー関連の相談が増加
- 「鍵の解錠サービス」に関する相談が増加(令和6年度694件 → 令和7年度913件)
- 「トイレの詰まり解消等修理」に関する相談が増加(令和6年度714件 → 令和7年度886件)
《主な相談事例》
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【相談事例1】商品未着や粗悪品が届くインターネット通販のトラブル
SNS広告を見てアクセスしたサイトで、高級ブランドの洋服が8割引きと非常に安く販売されていたのでクレジットカード決済で購入した。1か月経っても商品が届かないので、メールで問い合わせたところ、外国語で返信があった。不審に感じ、その後対応していない。クレジットカードに請求が上がっている。販売サイトにはアクセスできない。返金してもらえるか。(相談者:50歳代)
<センターからのアドバイス>
SNS広告等で、高級ブランド品等を大幅に値引き販売するサイトは、代金を支払っても商品が届かなかったり、粗悪品を送ってきたりする悪質なサイトの可能性があります。
購入前に、公式サイト等で注意喚起が掲載されていないか確認することが重要です。
不審なサイトで購入した可能性に気付いたら、すぐに支払いに利用したクレジットカード会社や金融機関に連絡しましょう。早急に対処することで、被害の拡大を防止できる可能性があります。困った場合は、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。
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【相談事例2】ブレーカー(分電盤)交換に関するトラブル
数日前、「分電盤の無料点検に行く」と業者から電話があった。「無料なら」と思い、来訪を了承した。昨日、業者が来訪し、分電盤を点検した後、「古いので火事になる可能性があるから交換したほうがいい」と勧められ、20万円の分電盤の交換工事の契約書にサインした。今日、工事日の連絡がある予定だが、家族に相談したところ、「高額すぎるし、不要な交換ではないか」と言われたので解約したい。契約書にはクーリング・オフについての記載がある。どうすればよいか。(相談者:80歳代)
<センターからのアドバイス>
電話や訪問で無料点検の勧誘を受けることが増えています。
安易に点検させず、訪問者の身分等を確認し、契約している電力会社等に連絡して確認すること等が重要です。
いったん契約してしまっても、クーリング・オフできる場合があります。不安に感じた場合は、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。
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【相談事例3】賃貸物件の値上げに関するトラブル
約20年間、家賃12万円の賃貸マンションに住んでいる。来月、更新時期を迎えるが、先週、管理会社から「家賃を4万円値上げする。」と通知が届いた。突然のことで、値上げ幅も大きく、困っている。値上げの申し出に従うしかないのか。応じられない場合は退去するしかないのか。(相談者:50歳代)
<センターからのアドバイス>
貸主が家賃の値上げを行うには、借地借家法に基づき、相応の理由が必要とされています。
まず、貸主に値上げの理由や金額の根拠について具体的な説明を求め、理由が妥当かどうかを冷静に判断しましょう。
賃料の値上げに一度同意してしまうと、後日、取り消すことは難しくなります。どうすればよいか困った場合は、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。
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東京都消費生活総合センター 03-3235-1155
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東京都消費生活総合センター相談課情報分析担当
電話:03-3235-1258