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トップページ > 商品安全 > 危害・危険情報 > 平成30(2018)年度 > 電気ポットによる子供のやけどに注意!

更新日:2019年2月14日

電気ポットによる子供のやけどに注意!

電気ポットにより子供がやけどをするケースがあり、また、やけどは重症化しやすいことから、平成30年度東京都商品等安全対策協議会において安全対策の検討を行いました。
協議会では、アンケート調査や検証実験の結果などを踏まえ、電気ポットの転倒流水防止に係る取組強化などが提言されましたが、消費者のみなさまにおかれましても、やけど事故の発生を防ぐために、以下の「電気ポットによる子供のやけどを防ぐポイント!」を参考に、各家庭での取組をお願いします。

このようなときに、やけど事故が起きています!

電気ポットが転倒し、お湯がこぼれる

  • 電気ポットによろけてぶつかり、電気ポットを倒した。
  • 子供が電気ポットにつかまり立ちをして倒した。
  • コードに足をひっかけて、電気ポットを倒した。
  • 和室のちゃぶ台の上に置いてあった電気ポットを転倒させた。

電気ポットの蒸気に触れる

  • 沸騰中で蓋から湯気が出ている状態で、好奇心に駆られた子供が掌で触った。

電気ポットの給湯操作をしてお湯を出す

  • 電気ポットの給湯ロックがかかる前に、給湯ボタンを押して、お湯が子供にかかった。

事故の傾向

やけどをした年齢については、2歳以下、なかでも1歳0か月から1歳6か月頃で多い傾向がみられます。

やけどが起きたときの状況については、「電気ポットの転倒」の割合が大きく、転倒してお湯が流出することで重度のやけどにつながるリスクがあります。次いで、蒸気に触れる、給湯操作の順にやけどに至るケースが見られました。

自宅以外の旅行先や親戚宅でも事故が起きています。

 電気ポットによる子供のやけどを防ぐポイント!

電気ポットはボタンがあったり、蒸気が出たり、音が鳴ったりするため、子供の興味をひくことがあります。特に事故の多い小さい子供がいる家庭では、安全に配慮した電気ポットを選んだり、子供の手が届かないところに置くなど生活環境を見直しましょう。

安全に配慮した電気ポットを選ぶポイント

転倒しても熱湯がこぼれにくい「転倒流水防止構造」、沸騰しても蒸気がでない・蒸気量を抑える「蒸気レス・セーブ機能」、給湯時にコードが不要な「コードレスタイプ」など、安全に配慮されたものが販売されています。転倒流水防止試験などの安全基準に合格している電気ポットにはSマークがついています。安全に配慮された製品には、キッズデザイン賞※を受賞したものがあります。商品選択時の参考にしましょう。

※特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が実施している子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・ 空間・サービス・活動・研究を対象とする顕彰制度。蒸気レス機能を備えた電気ポットが受賞しています。

電気ポットの置き場所

子供が小さいうちは居室に置かず、子供の手が届かない台所の調理スペースや棚・ラックに置きましょう。
居室に置く場合は、置く位置やコードの配置を工夫し、沸騰後はコードを外すなど注意しましょう。特に沸騰時や沸騰直後は、蒸気が出たり、転倒時のお湯漏れのリスクも高まりますので、注意しましょう。

点検と内蓋パッキンの交換

内蓋パッキンの経年劣化により転倒時のお湯漏れのリスクが高まります。packing
取扱説明書に従い、年に1度は電気ポットを点検し、パッキンが白く変色していたり、変形・破損がみられる場合には、パッキンを交換しましょう。
パッキンの交換により、蒸気漏れによる蓋など機体の損傷を防いだり、電気ポットによっては、空気漏れを防ぎ、スムーズに給湯できるようになる効果もあります。

自宅以外での注意

親戚宅へ遊びに行った際や旅行先で、電気ポットが子供の目に触れるところにあるときは、事故の危険性に注意しましょう。

関連情報

東京都商品等安全対策協議会「子供に対する電気ポットの安全対策」

印刷用のPDFはこちら(PDF:596KB)

お問い合わせ先

東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当

電話番号:03-5388-3055