防水スプレーを適切に使いましょう!
令和2年10月6日
防水スプレーは、繊維や皮革商品にスプレーすることで撥水加工ができる便利な商品ですが、適切に使用しないと呼吸困難や肺炎等の事故を起こすことがあります。
近年、吸入による事故が増加傾向にあることから、都は、消費者、事業者、学識経験者等で構成する東京都商品等安全対策協議会において、さらなる安全対策を検討し、取組を進めていきます。
事故事例
- 家族がマンションの廊下で使ったスプレーが、部屋の中に流れ込んできた。吸ってしまい、呼吸が苦しくなって病院に行った。(平成29年)
- 玄関先で扉を開けて雨傘に防水スプレーを施したところ、吸い込んでしまい、胸のあたりが熱くなった。(平成28年)
- 靴用の防水スプレーを玄関で換気扇をまわしながら使用した。数時間後、呼吸困難になり数日間入院した。(平成28年)
※事例は、東京都消費生活総合センターの相談事例
事故を防ぐポイント
- 使用前に商品の表示、特に「使用上・安全上の注意」をよく読んでから使用しましょう。
- 使用時にはマスクを着用しましょう。
- 一度に大量に使用しないでください。
- 風通しのよい屋外で使いましょう。玄関先や車内など空気の溜まりやすい場所では使用しないでください。
- スプレー噴霧粒子を吸い込まないよう風向きに注意して使用しましょう。
- 乳幼児・高齢者・呼吸機能が低下している人の周辺では使用しないでください。
- 使用中に身体の異常を感じた時は使用を中止し、医師の診察を受けましょう。
参考
東京都商品等安全対策協議会についてこちらをご覧ください。
東京くらしWEB 東京都商品等安全対策協議会 「防水スプレー等の安全対策」
印刷用のPDFはこちら(PDF:639KB)
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055