トップページ > 商品安全 > 危害・危険情報 > 平成29(2017)年度 > 食べ物・飲物による子供のやけどに気をつけて!
更新日:2017年12月18日
乳幼児型人形にお椀1杯程度の熱湯をかけて表面の温度を測定したら、広い範囲で高温になりました!
最近の乳幼児のやけど事故件数や、事故を防ぐポイントも紹介します。
やけどによる救急搬送は0歳から4歳の子供に特に多く、中でも味噌汁・スープなど食べ物・飲物によるものが多く発生しています。
乳児の場合、身体の表面積の10%以上のやけどで生命が危険な状況になるとされています※2。実際にお椀1杯程度の量の味噌汁(今回は150mlのお湯を使用)でどの程度の範囲をやけどするのか、乳児型人形を使って調べました。
30℃程度に温めた生後7~10か月の乳児の大きさの人形に服を着せ、150mlのお湯(90℃程度)を人形の胸部にかけ、表面温度変化を計測しました。
10秒経過しても、高温となる範囲は首の下から脚部まで、服を着ている部分の広い範囲に及びました。
テーブル上に置かれた熱いものが入った容器を子供が引き寄せ、内容物を浴びてやけどを負う事故が多く発生しています。テーブルの隅など、子供の手の届くところに熱いものは絶対に置かないようにしましょう。
子供は思いがけないところまで手が届きます。熱くなるものを置く場合は、データ等(計測値や右図)に基づいて置き場を決めましょう。
《日常生活における事故情報》東京消防庁
《乳幼児の事故防止教育ハンドブック》東京都福祉保健局
お問い合わせ先
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055