トップページ > 消費者教育 > タイアップ企画等 > 子供の安全に関するイベント > 第10回キッズデザイン賞東京都知事賞受賞 株式会社アボード 代表取締役 吉田剛さん
更新日:2017年3月30日
平成28年度のキッズデザイン賞※1東京都知事賞は、株式会社アボードの「RK-Chair」が受賞しました。
そこで、株式会社アボード代表取締役の吉田剛さんに「RK-Chair」の開発のきっかけなどを伺いましたので、ご紹介します。
――御社のホームページを拝見したら、デザインにこだわった製品づくりをされているように感じたのですが、今回、どのようなきっかけで子供に安全な商品を開発されたのですか?
吉田さん 今回受賞したキッズチェアの「RK-Chair」は、弊社オリジナルの硬質フェルトという素材を使用しています。この素材の特徴をいかすことで、今までにない安全で使いやすいキッズチェアができるのではないかという思いがきっかけです。
――オリジナル素材が使用されている「RK-Chair」、今までの椅子と比べてどのような特徴があるのですか?
吉田さん 工具なしで組み立て可能なキッズチェアです。十分な強度を持ちながら1.2kgと軽量で、床を傷つけず子供がぶつかっても安全です。子供が大人と一緒に組み立てることで、子供自身が作る楽しみを感じ、構造を理解することができます。汚れても水洗いが可能です。
――たくさんの工夫がつまっているんですね!今回、開発するにあたってどのような点に一番苦労されましたか?
吉田さん 今までにない素材なので、椅子としての十分な強度を出すのに苦労をしました。
強度だけを優先すれば、フォルムやプロポーションが崩れるので、デザインと強度のバランスをとった結果、このかたちになりました。
――「かわいい!」と思えるデザインには、たくさんの苦労があったんですね。
最後に、東京都の審査料補助制度※2を活用された感想を教えてください。
吉田さん 審査料補助制度※2を利用させていただけることが、応募の後押しになりました。補助していただいた費用を、今後の子供の安全に関する商品開発に向けたいと思っております。
――新しい商品、楽しみにしています。
今日はありがとうございました。
オリジナルの素材をきっかけに子供に安全な商品の開発につながったというお話を伺い、様々なきっかけで安全な商品が生まれていくと実感しました。
東京都では、キッズデザイン賞の審査料補助や東京都知事賞の贈呈など、安全に配慮した商品の普及を推進する取組を行っています。これらの取組が皆様の安全な商品の開発につながると幸いです。
掲載している情報は、キッズデザイン賞受賞当時の情報です。現在の情報とは異なる場合があります。
※1 平成19年(2007年)から特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が実施している「子供たちの安全・安心に貢献するデザイン」等の顕彰制度です。詳細はこちら
※2 東京都生活文化局では、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が実施する「キッズデザイン賞」のうち、「子供たちの安全・安心に貢献するデザイン部門」に応募する都内の中小企業、個人事業主を対象に、審査料を補助することにより、安全な商品の開発・普及を促進しています。詳細はこちら
※3 特定非営利活動法人キッズデザイン協議会 受賞作品検索「RK-Chair」より 詳細はこちらお問い合わせ先
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055