コインパーキングの上手な利用方法 ~ロック式コインパーキングの入出庫は慎重に~
消費者注意情報
平成27年12月16日
相談事例 1 <コインパーキングのロック板が車体に当たった>
ロック板が持ち上がるタイプのコインパーキングで、ロック板が車体底面に接触しているのが気になり、出庫後に確認すると車体がへこみ塗料が剥げていた。すぐに緊急用の電話で業者に電話をしたら、担当者が来て状況を確認していった。その後業者から「ロック板は急激には上がらないので車体には傷がつかないはずなので補償しない」と言われた。
相談事例 2 <コインパーキングから出ようとしたら、ロック板が上がった>
ファーストフード店に併設しているコインパーキングで駐車スペースに一度車を入れたが、すぐに店内が混み合っているのが分かり、他の店を探すため出ようとしたところ、ロック板が上がり、車が傷付いた。

ココに注意!…東京都消費生活総合センターからのアドバイス
- ロック式コインパーキングのロック部分は車に接触するのが一般的です。
駐車場の仕様や駐車する車種にもよりますが、ロック式コインパーキングは、入庫完了後ロック板が上がり、車の底部に接触して止まる仕組みとなっていることが一般的です。
このため、駐車中や駐車後に車内に入ったり、重い荷物を載せたりすると接触部分に負荷がかかることがあります。利用規約により、駐車場内で発生した車両の毀損等については、補償の対象にならない場合がありますので、利用の際には注意が必要です。
- ロック板が下がっていることをよく確認しましょう。
ロック板は、所定の位置に駐車されたことを検知してから数分後に上がる仕組みになっていますが、そのタイミングは駐車場の仕様によります。わずかな時間だと思っていてもロック板が上がっていることがありますので、出庫前には、必ずロック板が下がっているかよく確認しましょう。また、このような仕組みについて、コインパーキングにある注意表示の記載の確認も必要です。
なお、特に夜間など、ロック板が下がっているかどうか確認しづらい場合があります。乗車する前にロック板が下がっていることを確認するようにしましょう。
- 利用に関するトラブルへの対応は利用規約にしたがって行われます。予め利用規約についてもよく確認するとともに、コインパーキング内でトラブルが発生した際には、事業者に対し速やかに連絡し、その状況を説明しましょう。
- お困りの際には、消費生活センターにご相談ください。
東京都消費生活総合センター
03-3235-1155(相談専用電話)
悪質事業者通報サイトへ情報をお寄せください。 <事業者名がわからなくても通報できます!>
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