
地震に備え、家具類の安全対策を忘れずに!

家の中の家具や家電製品など(家具類)は重いものも多く、地震の揺れなどにより転倒・落下・移動した場合、けがや火災の原因になるだけでなく、避難の妨げになることもあります。
東京消防庁の調査では、平成15年以降に発生した地震による負傷者の3~5割が、家具類の転倒・落下・移動によるものとなっています。※1 日頃から家具類の安全対策を行っておきましょう。
地震の際にこんなことが起きています!※2
- タンスが動いて部屋に入れなくなった。
- 観音開きの食器棚の扉が開き、食器類が全部飛び出しながら前に倒れた。
- テレビを設置している固定された台が数10cmずれ、テレビが倒れてきそうになった。
安全対策のポイント
- けがや、避難の妨げにならないよう、家具の置き方を工夫しましょう。
- 転倒防止器具は、地震の大きさや取り付ける家具等により、期待される効果が得られない場合があります。器具を組み合わせて家具の上下に装着する等、できるだけ効果の高い対策をとりましょう。
- 地震で扉が開いた場合、食器などの収納物が散乱しケガをする危険性があるので、扉開放防止器具を設置しましょう。
[参考]
- ※1 東京消防庁 家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック(令和6年1月)
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/content/000010472.pdf - ※2 東京くらしWEB ヒヤリ・ハット調査「非常時(震災時)の危険」(平成23年8月)
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/hiyarihat/documents/taiken_sinsai.pdf
- 問い合わせ
- 東京都生活文化スポーツ局 消費生活部 生活安全課
03-5388-3082