太陽光発電システムの設置は慎重に検討しましょう!
~契約する際の注意点~

突然自宅に来訪した事業者から、「電気代が安くなる」「補助金が支給される」「20年で工事費の元が取れる」と太陽光発電システムの設置を勧められました。メリットを強調された説明を受け、設置を検討したいと思いましたが、事業者の説明は本当か、デメリットはないのかと不安になりました。注意点を知りたいです。

近年、光熱費の高騰、自治体の補助金制度の拡充の影響等もあり、太陽光発電システム設置に関する相談が増えています。検討する際は下記の点に留意しましょう。
経費の確認
事業者はメリットばかり強調しがちですが、次の点を必ず確認しましょう。①初期投資費用、②ランニングコスト(メンテナンス費用(4年に1回以上)、保険料など)、③耐用年数経過後の廃棄費用
補助金制度の内容(有無)
お住まいの自治体によって補助金制度が違います。補助金の内容は事業者に任せきりにせず、自ら調べましょう。※1
事業者の信用性
設置工事は電気工事に関する専門知識と技術が必要不可欠です。事業者に、次の点を聞いて確認しましょう。①施工実績、②「電気工事業」の登録、③「電気工事士」の資格保有者の配置、④保証とアフターサービス体制
建物への影響の有無
屋根に設置するソーラーパネルは、重いものだと数百㎏の荷重がかかります。屋根がその重さに耐えられるか、建物の耐震基準を満たしているか、見積書と仕様書を基に事業者に確認しましょう。
太陽光発電システムの設置は高額な契約になるので、複数の事業者から見積もりを取り、納得いくまで説明を受けて、十分検討しましょう。
不安な点があれば、まずは最寄りの消費生活センターに相談しましょう。
- [参考]
- ※1 東京都の太陽光発電の助成制度等に関する情報
「クール・ネット東京」https://www.tokyo-co2down.jp/
- 東京都消費生活総合センター
03-3235-1155
- お近くの相談窓口(消費者ホットライン)
局番なし188