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相談の窓口から

海外旅行をするときは、電子渡航認証(ESTA(エスタ)等)の申請代行サイトに注意しましょう

質問

ハワイ旅行のために電子渡航認証(ESTA)を申請しようと思い、インターネットで「エスタ 申請」と検索して、一番上に表示されたサイトにアクセスしました。公式サイトだと思い申請手続きをし、クレジットカードで支払いました。申請費用は21ドルだと思っていましたが、150ドル請求されたので驚き、改めてサイトをよく見ると、「代行手数料129ドル」と小さく書かれていて、申請代行サイトを利用したことが分かりました。高い代行手数料を払って申請するつもりはなかったので納得できません。

回答

事例のように米国へ旅行する際は、パスポートに加えて電子渡航認証(ESTA)を事前に取得する必要があります。ESTAは、米国国土安全保障省の公式サイト※1から直接申請することができ、費用は21ドルです(2024年5月末現在)。

一方で、ESTAは、申請代行サービスのサイトがあり、公式サイトに似たデザインのものもあるため、公式サイトだと勘違いして利用し、所定の費用に代行手数料を加えた高額な費用を請求されたという相談が寄せられています。

申請の際は大使館のホームページで所定の費用や公式サイトのURL等を確認しましょう。

もし、申請代行サイトを利用する場合は、事前に、事業者名や費用、解約条件等をよく確かめて、トラブルにならないよう気を付けましょう。 利用規約に、申請後のキャンセルには応じない旨が記載されている場合は、申請後の返金交渉は大変困難です。

なお、米国以外でもカナダやオーストラリアなど電子渡航認証が必要な国が増えています。国により申請方法や費用等は異なるので、海外旅行をする際には、渡航する国の大使館のホームページを必ず確認しましょう。

お困りの際は、最寄りの消費生活センターにご相談ください。

※1 米国国土安全保障省の公式サイト https://esta.cbp.dhs.gov/

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電話03-3235-1155