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相談の窓口から

クレジットカードの明細書に利用した覚えのない請求が!
~不正利用に気づくためにも、毎月の利用明細確認が大切~

質問

久しぶりにクレジットカードの利用明細を見たところ、利用した覚えのない請求がありました。家電量販店で9万円の買い物をしたとありますが、利用日は入院中で、オンラインショップも利用していません。カードは手元にあるのになぜこのようなことが起きたのでしょうか。支払う必要はありますか。

回答

消費生活センターには、クレジットカード(以下「カード」という。)で覚えのない請求(不正利用)を受けたという相談が多数寄せられています。

不正利用があった場合は、カード裏面に記載されているカード会社に、速やかに不正利用の事実と利用停止を申し出てカードを無効化する手続きを取ってください。カードの情報が第三者に盗まれた可能性が高いので警察にも被害届を提出しましょう。

カード会社は不正利用の届け出を受けると会員規約に基づいて調査を行い、不正利用と判断した場合は利用代金が免除されます。しかし、他人にカードを貸したり、暗証番号をカードと一緒に保管していた等、利用者のカード管理に問題があったと判断された場合は免除されないので、日頃の管理にも注意が必要です。

また、不正利用の調査は届け出日より過去60日以内の場合が多く、それ以前は対象となりません(カード会社により異なる。)。毎月利用明細を確認し、不審な請求があれば速やかにカード会社に連絡しましょう。

不正利用の被害の中には、カード会社名で届いたメールのリンク先に個人情報を入力したというケースもあります。これは実在するカード会社などをかたったメール等で偽サイトに誘導し、個人情報を入力させるフィッシング詐欺という手口です。実在する会社からメールが届いても、メールのリンク先からではなく、必ず公式サイトに直接アクセスして確認しましょう。

お困りの際は、最寄りの消費生活センターにご相談ください。

東京都消費生活総合センター
電話03-3235-1155
お近くの相談窓口(消費者ホットライン)
電話局番なし188