
暑くなる季節、ペットボトルの飲み残しに注意!

気温が上昇する季節に、清涼飲料水用ペットボトルが破裂するなどの事故が発生しています。そこで、東京都は、消費者アンケートと、破裂等の安全性に関する2種類の試験を実施しました。
アンケート結果
- 1 破裂等の事故は夏に多く、場所は車内が多い!
- 2 事故等の具体的事例
- 破裂したペットボトルの破片で指を切った。
- 廃棄しようとしたとき蓋が飛んで指に強く当たり、あざになった。
- 車内に置いていたペットボトルを開けようとしたら、蓋が飛んで顔に当たった。
※都内在住で20歳以上の男女1,000人を対象にインターネットで調査
安全性に関する試験結果
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1 夏の屋内環境(30℃)で飲み残したペットボトルを放置した場合
10種類の商品について、飲み残し後の状態を再現し、30℃の環境に放置した。
その結果、非炭酸系で糖分を含む飲料(乳性飲料等)は、その他の種類よりも容器の内圧が大きく上昇した。内圧上昇により膨らんだキャップ(試験前(左)と試験後(右))
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2 夏の車内環境(60℃)で未開栓のペットボトルを放置した場合
10種類の商品を、未開栓で60℃の環境に放置した。
その結果、各商品は7~8時間程度で概ね60℃に達した。
特に炭酸飲料ではすべての容器が変形し、そのうち2商品が転倒した。容器が変形・転倒し、中身が漏れ出した炭酸飲料
消費者へのアドバイス
- 1 早めに飲み切り、飲み残したときは冷蔵庫で保管しましょう。
- 2 廃棄する場合でも長期間放置しないようにしましょう。
- 3 夏の車内に放置しないようにしましょう。
- 問い合わせ
- 東京都生活文化スポーツ局 消費生活部 生活安全課
03-5388-3082