ガストーチによる火災・やけどに注意しましょう!

ガストーチは、ガスカートリッジを接続して火口ひぐちから高温の炎を噴出させる器具です。接続部からのガス漏れが原因となった火災や、火口付近などに触れてやけどをするなどの事故も発生していることから、消費者アンケートと、安全性に関する試験を実施しました。
1 アンケート結果
対象:都内在住でガストーチ使用経験のある20歳以上の男女1,030人
料理やレジャーなどで事故が発生!
ガストーチの危害経験やヒヤリ・ハット経験時の使用状況は、「調理中」が最も多く、次いで「バーベキューなどのため炭に火起こし中」、「DIY作業(溶接等)中」でした。
意外と知らない正しい使い方!

- ※1「Oリング」は、接続部分に取り付けられたガス漏れを防ぐ環型(O形)のゴム製部品
- ※2 点火前に接続部からのガス漏れの有無が分かるよう、ガスにはにおいが付けられている。
2 試験結果
使用後の火口部や見えない炎にも要注意!
火口付近の温度は消火後に低下するものの、やけどの危険がある70℃を下回るまでに6分かかった製品もありました。
また、火炎放射状態をサーモグラフィー画像で確認すると、実際に見えている炎より広範囲に火炎が放射されていることが分かりました。

3 消費者へのアドバイス

- 焚き火用の手袋を使用するなどして、やけどに注意しましょう。
- 使用目的・場面に合った製品を使用しましょう。
- 使用前に取扱説明書の内容をよく確認して、正しく使用しましょう。
- ガストーチからガスカートリッジを取り外して、正しく保管しましょう。
- 製造元や販売元がはっきりしている信頼できる製品を選びましょう。

詳細は東京くらしWEB
ガストーチによる火災・やけどに注意しましょう! ~「ガストーチの安全な使用に関する調査」を実施~
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/test/gastorch.html
- 問い合わせ
- 東京都生活文化局 消費生活部 生活安全課 電話03-5388-3082