STOP!若者の消費者トラブル 
CMシナリオ・動画コンテスト  受賞・ノミネート作品

　2023年6月1日～10月20日に作品公募を実施。応募総数7079作品の中から第1次選考・第2次選考を経て15作品が最終審査会にノミネート。その中から審査員の皆さんによる審査で受賞10作品（優秀賞4点・入選6点）が決定しましたのでお知らせします。
　※ なお、惜しくもノミネートを逃したものの、第1次選考を通過した作品はこちらで紹介しています。力作揃いですので是非ご覧ください。
　

 CMシナリオ・動画　受賞・ノミネート15作品（50音順）

優秀賞

 加藤日和さん（高校生）の作品　※動画応募

恋愛ゲーム画面

彼女：可愛くにこやかな表情。背景は淡いピンクでキラキラしている
　　「それでさ、もうすぐお母さんの誕生日なんでしょ？もうプレゼントは決めた？」
　   「日頃の感謝を込めて、ちょっと良いネックレスとかはどうかな？きっと喜ぶと思うよ！」
      「私そういうお店で働いているからさ、特別に安く買えるようにするよ」
　   「それでもやっぱり高くなっちゃうけど、ローンを組んで月に一回、少しずつ払っていけば
         そこまで負担にならないよ」

　　   徐々に彼女の姿が黒く悪魔のようになり、背景も赤くなっていく
　   「万が一お金を借りることになったとしても、その時は私がちゃんと責任もって返済を手伝うからさ」
　   「そうやってろくな知識もないまま私みたいな人間に搾取され続ける人生を歩めばいいんだよ」

　　　スッと元の表情、背景に戻って
　　「買ってくれるでしょ？」

プレイヤーのセリフ3択
　　　『買う』
　　　『買わない』
　　　『消費生活センターに相談する』

  NA：「東京都消費生活総合センター」

※応募動画作品は以下よりご覧ください。

 

 小池優姫さん（東京工学院専門学校3年）の作品　※シナリオ応募

私（ほんわか女子）　：「は～あ。お金欲しい～」
親友（クール系女子）：「なら良いのあるよ。教えてあげようか？」
　　　　　　　　　私：「えっ！ほんと？教えて教えて！」
　　　　　　　　親友：「これなんだけど…（契約の紙）」
　　　　　　　　　私：「めっちゃ稼げるし簡単じゃん！これ書けばいいんだよね！」
　　　　　　　　親友：「やっぱあんた騙されやすいわ。こういうのは私でも信用しちゃだめ」
　　　　　　　　　私：「えぇ？」

　　　　　　　　  NA：「親友でもしっかり断る事。東京都消費生活総合センター」
 

 ちい森さん（中央大学附属高等学校1年）の作品　※シナリオ応募

放課後の街角。2人の男子高校生が歩いている。
（1人が声をかけられ、セールスマンに商品と契約書を見せられる）

  a：「買います！」
  b：「大丈夫？ちゃんと見なくて」
  a：「平気平気！まだ高三だし？やばかったら取消するし」
  　（ヘラヘラと笑いながら言う）
  b：「いやお前、今日から18だろ…」
  a：「あ！」
  　（青ざめて立ち止まる）

NA：「18歳から大人です、契約は慎重に！東京都消費生活総合センターです」
 

 渡口銀河さん（西東京市立田無第二中学校3年）の作品　※動画応募

漫才

芸人A・B：（手を叩きながら）「はいどうもー」
　　芸人B：「いやぁ、借金返してなくて困っててさ」
　　芸人A：「それやったら、東京都消費生活総合センターに、相談してみたらええやん。
　　　　　　  電話でも相談できんねんで」
　　芸人B：「あ、でも携帯止められてて」
　　芸人A：「それやったら、チャットボットもあるみたいやから、パソコンとかからやってみて」
　　芸人B：「あ、でもパソコン質に入れてもうて」
　　芸人A：「連絡手段一個もないやん。でも大丈夫、直接センターに行って相談することもできるから、
　　　　　　  相談行ってみたらええやん」
　　芸人B：「なるほどな。じゃあ今から行ってくるわ」（舞台から降りて去っていく）
　　芸人A：「いや漫才どうすんねん。もうええわ」
　　　　　  「どうもありがとうございました」（お辞儀する） 

　　   NA：「東京都消費生活総合センター」

※応募動画作品は以下よりご覧ください。

 

入選

 佐藤太一さん（都立戸山高等学校2年）の作品　※シナリオ応募

字幕：銀鉄バールス対琉球オキナワーズの野球中継が再開する
ウォード選手が肩を落としながら打席に入る
実況：「あれ、ウォード選手のバットがいつもと違いますね・・・。
　　　　あー、インターネットの偽サイトにだまされて、新しいバットを買ったはずが、
　　　　おもちゃのバットが届いたようですね」
字幕：9回ツーアウト満塁のチャンス
投手がボールを投げるが、おもちゃのバットでは長さが足りずアウトに終わる

  NA：「インターネットの悪質な偽サイトには注意！東京都消費生活総合センター」
 

 デカストロ・エライザマリーさん（都立国分寺高等学校2年）の作品　※シナリオ応募

街中　ゾンビから逃げる男性

ゾンビA：「楽しくて稼げる上手い話があるんだァァァ…」
     男性：「くそっ、マルチ商法ウイルスに感染したゾンビがこんなに…」
ゾンビに囲まれる
ゾンビB：「すごい人に会えるよォォォ…」
ゾンビC：「セミナーに一緒に参加しないかァァァ…」
     男性：「俺はぜったいだまされないぞ！！」 

       NA：「マルチ商法には強い意思で断りましょう。東京都消費生活総合センター」
 

 中村悠季さん（高校生）の作品　※シナリオ応募

仲良し3人組でお茶をしている

女1が届いたメールを見せながら
女1：「ねぇ聞いて。モデルのオーディション受けたら10000人中のたった1人の合格者だって。
           契約にはお金かかるけど契約しちゃおうかなって」
女2：「え、それ私も受けたけど私にも届いたよ」
女3：「え、私も…」
女2女3がメールを見せる。全く同じメールが届いている

 NA：「騙す側はあらゆる手を使って騙しにきます。東京都消費生活総合センター」
 

 西野杏奈さん（都立国際高等学校2年）の作品　※シナリオ応募

放送
「（ピンポンパンポーン）5時になりました。良い子はお家に帰りましょう」
（繰り返し放送してる）
  A：「何これ？」
  B：「夕焼けチャイムだよ。子供が事件にまきこまれないために毎日流れてるの」

放送
「（ピンポンパンポーン）18さいになったみなさん。良い大人なら慎重に契約しましょう」
  A：「何これ？」
  B：「悪質商法チャイムだよ。大人がトラブルにまきこまれないために毎日流れてるの」

NA：「現実では放送はありません。自分たちで気をつけよう。東京都消費生活総合センターです」
 

 村上一騎さん（都立小平南高等学校2年）の作品　※シナリオ応募

絶対損しない編
電話で

  A：「最近とても良い仮想通貨があってこれを10万買うと1か月後には10％増えるんですよ。
　　　 もし増えなかった時はこちら側で元本は保証させていただきます。なので絶対に損しないです」
  B：「絶対に損しないんですか？」
  A：「はい！」
  B：「そしたらあなたがやってみてください！絶対に損しませんから」
  A：「・・・」

NA：「どんなときも冷静な判断を！東京都消費生活総合センター」
 

 ユウスケさん（中央大学附属高等学校1年）の作品　※シナリオ応募

死後の世界にて

閻魔：「お前の来世は5つのプランの中から選べる。契約書をし…」
　 A：「イケメンで金持ちになるこのプランで」
契約書に印を押す

閻魔：「契約書を見ろ、お前は18歳のときにマルチ商法で人望も金も失い客に殴られ得意の顔も失うのだぞ」
    A：「今の無かったことにしてください」
閻魔：「契約は変えれない」

  NA：「契約するのは慎重に。東京都消費生活総合センター」

 

ノミネート

 鈴木 琢磨さん（都立狛江高等学校2年）の作品　※シナリオ応募

ファンタジー調の世界観
勇者が魔王と対峙している

勇者：「通販で買ったこの強化薬でお前を倒す！！」
怪しい薬を取り出す
魔王：「それ怪しくない？大丈夫？」
勇者：「実は1回のつもりが2回目も請求されちゃって、しかも高額で…」
魔王：「もしかしたら取り消せるかもしれない。すぐに消費生活センターに相談だ！」

NA：「契約内容はしっかりと読んで！東京都消費生活総合センターです」
ナレーションの背景で、契約を取り消せた勇者と魔王が肩を組んで喜んでいる

 

 髙瀬 暖人さん（都立戸山高等学校2年）の作品　※動画応募

教室にてお喋りしている2人

A、スマホに届いたメールを見る
メールには、『おめでとうございます！10億円に当選しました。貴方だけです。お手続きをお願いします』とURLが貼られている

  A：「え、10億円？！」
　　 「俺だけ？！」
　　 「ヨッシャー！！（ガッツポーズ）やっt…」
隣で自分のスマホを見ていたB、驚いたように
  B：「え…なんか、10億円当たったの！！」
  A：「えっ、え？」

顔を見合わせる2人
さらに画面の外からCが話しかけてくる
  C：「え、なんか…10億円当たったんだけど！！」
  B：「え？」
  A：「は？」

テロップ　『あなただけ』に釣られないで！！
NA：「それ、本当にあなただけ？東京都消費生活総合センター」

 

 中野陽日さん（中央大学附属高等学校1年）の作品　※シナリオ応募

止まらない編
AがBに電話をかける

  A：「もしもし？助けてくれ、止まらないんだ」
  B：「水が止まらないなら俺じゃなくて水道業者に電話しろよwww」
  A：「違うよ、水じゃなくて商品が止まらないんだ」
  B：「どういうことだよ（困惑）」
  A：「お試しで始めた通販が定期購入品だったんだ」

NA：「そんなときはお電話ください。東京都消費生活総合センター」

 

 安桜子さん（都立国際高等学校1年）の作品　※シナリオ応募

シンデレラがスマホをスクロールしている

シンデレラ：「舞踏会のドレス、どれにしようかしら？…まぁ！！この商品、70％オフですって！？
                    これで決まりね、っと。
　                 …ん？？何か小さく書いてある？「午前0時以降の品質は保証しません」…！？
　　　　　　　困るわ、ダンスは夜通し行われるでしょうに。「同意しません」っと。
　　　　　　　契約は隅々まで確認しないとね」

　　　  NA：「魔法と契約は念入りに。東京都消費生活総合センター」

 

 流動モザイクモデルさん（武蔵野大学高等学校2年）の作品　※シナリオ応募

カフェで後輩と先輩2人きり…

先輩：「あなたがこの商品を買って、それを友達とか家族に買ってもらうだけで良いんだよ！
　　　　苦労して少しのお金もらうより簡単にもうかる方が良いでしょ！」
後輩：「確かに…！」

初めに戻り、先輩のセリフが変わる
先輩：「ねぇ。マルチ商法しない？」

 NA：「言葉で包んでも中身は同じ。東京都消費生活総合センター」

 

※この事業全体のイメージは成年年齢引下げ対策 消費者被害防止啓発事業をご覧ください。