
ウド

ウドは日本原産の野菜で、東京では江戸時代から商業的な栽培が始まり、今では伝統的な特産品としての地位を確立しています。都内では北多摩地域を中心に、主に日光が遮られた地中の「室(むろ)」と呼ばれる場所で栽培されており、「東京ウド」と呼ばれています。暗く湿度の高い場所で育てられるため、白くて柔らかく特有の香りがあり、一般的な山ウドに比べてアクが少なく、カリウム、アスパラギン酸などが豊富に含まれています。
旬は12月中旬から4月頃で、天ぷらや煮物、和え物などさまざまな料理に使われています。産地周辺では「東京ウド」を提供する飲食店も多く、まんじゅうやパイなどスイーツにも加工されています。都内生産者の庭先直売所のほか、各地のお祭りなどで販売されていますので、ぜひ一度、「東京ウド」を味わってください。
資料提供:(公財)東京都農林水産振興財団 東京都農林総合研究センター
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