
カップ麺による子供のやけど!
消費者の声を聞きました

カップ麺を食べる際に、容器を倒してお湯がかかってしまったなど、子供のやけどが毎年多く発生しています。そこで、東京都はカップ麺による子供のやけどに関する消費者アンケート及びやけどの危険性に関する試験を実施しました。
アンケート結果(抜粋)
- 1 子供がやけどをした・しそうになった経験があると回答した人は概ね4人に1人で、年齢は幼児期が多い。
- 2 やけどをした・しそうになった時の状況は、「お湯をカップに注いでいる時」(23.7%)、「湯切り中」(21.9%)、「お湯を入れて規定時間を待っている時」(19.9%)で6割を超えた。
- 3 具体的事例
- お湯をカップに注いでいる時:お湯を入れる時こぼして、持っていた方の手をやけどした(6歳、女の子)
- 湯切り中(焼きそばなど):湯切りをする際に持ち方が悪かったせいかお湯が漏れてきた。また、湯切りが早かったせいか熱々のお湯が手にかかった(7歳、男の子)
- お湯を入れて規定時間を待っている時:カップ麺にお湯を入れてテーブルに置き、子供が立っていたので座らせようと思い、椅子を用意していた時にひっくり返された(1歳、男の子)
世帯内に小学生以下の子供がいる20歳以上の男女2,000人を対象に、インターネットで調査を実施
やけどの危険性に関する試験結果
倒れたカップ麺からお湯が子供にかかった場合を再現し、周辺部を温度測定しました。その結果、10秒経過しても70℃程度となっている部分があることが分かりました。

消費者へのアドバイス
- 1 子供に注意を促すとともに、別の容器に移し替えてから食べさせるなど、食べさせ方を工夫しましょう
- 2 調理中は子供の手が届くところに置かず、目を離さないようにしましょう
- 3 日頃からやけどの初期対応を確認しておき、やけどした場合はすぐに対応できるようにしましょう
- 問い合わせ
- 東京都生活文化スポーツ局 消費生活部 生活安全課
03-5388-3082