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相談の窓口から

光回線サービスの電話勧誘トラブルに注意しましょう

質問

数日前、光回線会社の代理店と名乗る人から電話がありました。光回線サービスの利用料金が今より安くなり、インターネットも速くなるというので、いいと思い申し込むことにしました。代理店の人からは、後から書面を送ると言われただけで、詳しい条件の説明はありませんでした。よく考えると、今の速度に不満はないし、月額数百円安くするためだけに会社を乗り換えるのは面倒だと思い、申し込んだことを後悔しました。キャンセルをしたいのですが、着信のあった電話番号にかけても誰も出ず、どこに連絡をすればよいか分かりません。どうすればよいでしょうか。

回答

オンライン授業やテレワークなど新しい生活様式が広がり、自宅で快適にインターネットを利用するために、光回線サービスを乗り換えたり、新規に契約したりする人が増えています。「突然電話で勧められて、よく考える時間のないまま申し込みをしてしまい、キャンセルしたいが、連絡先が分からない。」といった相談が消費生活センターに寄せられています。

光回線サービスの電話勧誘の多くは、実際の契約先である光回線の会社ではなく、代理店が行っています。後で連絡がとれるよう、代理店や契約先の電話番号を聞いておきましょう。

2022年7月から、電気通信事業法における消費者保護ルールが見直され、光回線サービスを電話で勧誘した場合、原則、契約前に書面を交付して、料金や提供の条件を説明する義務が課されました。事例のケースも、電話で勧誘を受け、申し込むと伝えた時点ではまだ契約は成立していません。後から送られてくる書面を見ながら、改めて電話で説明を受けた上で、契約する流れになっています。毎月の支払額や、割引がある場合の条件などをよく確かめてから、乗り換えるかキャンセルするかを決めるとよいでしょう。

お困りの際は、最寄りの消費生活センターにご相談ください。

相談窓口のご案内
電話03-3235-1155