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フレッシュ市場

春ダイコン

ダイコンというと、秋冬の野菜と思われる方が多いと思いますが、都内産のダイコンは春の出荷量が多くなっています。中央卸売市場の取扱量(都内産)は4~5月で約26t、一方、11~12月は約13tです。お隣の千葉県産も4月が最多となっています。

春ダイコンは低温期の1~2月に種まきをして、気温が上昇した4~5月に収穫します。ダイコンは低温に当たると茎の先端部分に花芽ができて、その後の日照時間の長さや高温によって、花を咲かせようと “トウ立ち”するようになります。“トウ立ち”したダイコンは根(食べるところ)の品質が悪くなるので商品になりません。

品種改良が進んで、“トウ立ち”しにくいダイコンが利用されていますが、それでも種まき後には低温に当てないよう、トンネル状にビニールなどで覆って保温したり、気温が上昇したらまくり上げたりと、秋冬ダイコンにはない手間をかけて栽培しています。

順調に育った春ダイコンはみずみずしく、甘く、口当たりが良好です。晩春のめぐみをご賞味ください。

資料提供:(公財)東京都農林水産振興財団 東京都農林総合研究センター

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