更新日:2022年12月16日
計量検定所では、計量制度や私が生活するうえで欠かすことのできない計量について広く都民に知っていただくため、様々な普及活動を行っています。ここでは、それらの活動の一部をご紹介します。
計量に関する講習会、子供向け計量教室の実施、所内見学なども受け付けています。ご希望の内容、実施日、場所などに応じて開催ができますので、下記の問い合わせ先までご相談ください。
11月1日の計量記念日に「都民計量のひろば」を毎年新宿駅西口広場イベントスペースで開催しています。
令和4年度は新型コロナウイルスの関係で、昨年に引き続きイベント形式の開催を自粛し特設Webページ上で10月16日から12月15日まで開催しました。公開は終了しましたが、PDF版の「都民計量のひろば2022」がダウンロード可能となっています。
そのほかに計量記念日関連月間として、11月に計量展示室の特別展示の開催や正量取引協調運動などを実施しています。
計量検定所では、毎年夏休み期間に、計量器の工作や、施設見学などを通して、家族で計量に親しみ、楽しみながら計量を学ぶ「親子はかり教室」を開催しています。
参加者の募集はこの計量検定所HP や「広報東京都」などに募集記事を掲載しますので、ご確認の上お申し込みください。
計量検定所本所2階の計量展示室では、日本の計量制度や計量技術に関する、新旧さまざまな資料を随時展示しています。(見学無料)
夏休み期間などには、テーマを決めて特別展示を行っています。
※ 公開時間 10時~16時 土日祝日及び年末年始は休み。
計量記念日関連行事として、毎年夏休み期間と11月に計量展示室の特別展示を行っています。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、残念ですが3年連続で開催を自粛しました。
そこで、特別展示に代えて「国宝・重要文化財の度量衡器」及び「メートル法の起源」のPDF版を公開します。加えて、特設サイトでの「Web版都民計量のひろば2022」は終了しましたが、しばらくの期間はPDF版の特別展示は継続しますので、ご利用ください。
なお、通常の展示は通年で実施していますので、近所にお越しの際はお立ち寄りください。
今年(令和4年)の3月にキログラム原器及び貫原器が重要文化財の指定を受けました。これを記念して、平成27年に自費出版された「国宝・重要文化財の度量衡器」を、編著者(東京都在住の都内で計量士として活躍)のご好意により期間限定でWeb上に公開させていただくことができました。
なお、PDF版の公開に際しては、編著者の了解のもと東京都計量検定所が編集を加え、最新の情報の追加や修正を一部実施しています。
また、重要文化財・国宝の画像類については初版時(平成27 年)に掲載許可を受け、計量器の写真や寸法図などの資料を掲載していましたが、PDF化にあたっては諸事情を鑑み画像処理及び非掲載の処理を行いました。画像等詳細を確認される場合には国立文化財機構の「e国宝」サイトや宮内庁の「正倉院宝物検索」サイトなどの所有者が開設しているホームページや本冊子に記載の参考文献等で確認することができます。ご興味のある方はそちらをご覧ください。
「国宝・重要文化財の度量衡器」は、下のバナーをクリックするとダウンロードできます。
令和元年に約130年ぶりに質量キログラムの単位の定義が変わりました。これを記念して、質量と並ぶ重要な計量単位長さのメートルの誕生秘話を解説した「メートル法の起源」を公開しています。PDF版がしばらくの期間ダウンロードできますので、ぜひこちらをお楽しみください。
「メートル法の起源」は、国際度量衡局(BIPM)のHenri Moreau氏がフランスのLa nature(ラ・ナチュール)誌に1948年に発表した記事です。1953年にアメリカのRalph E Oesper氏がJournal of Chemical Education誌に英訳しました。これをベースに、当時通商産業省中央度量衡検定所(現在の産業技術総合研究所計量標準総合センター)の高田 誠二氏が、日本計量新報社発行の計量新報に寄稿し、昭和34年(1959年)6月8日号から8月17日号まで11回連載したものが、この「メートル法の起源」です。日本計量新報社様のご厚意により復刻をご了解いただきました。
今回の復刻に際し、「メートル法の起源」連載に先立って昭和34年3月25日~4月25日の三回に渡り計量新報に連載された記事(「メートル法の起源」の4,5,6,9章)も併せて収録しましたので、ほぼ完全な形で「メートル法の起源」を復刻することができました。
昭和34年当時と比較して地名・人名や旧仮名遣いなど現代と異なる物については一部変更を加えました。また、BIPMの現在の状況など連載当時と大きく異なるものや、理解を深めるのに必要と思われるものについては、注記を追加しました。加えて、高田誠二先生が昭和35年新春に計量新報紙に連載した「キログラム史話」(A. ビランボー)と昭和32年に同じく計量新報紙に連載した「不滅のメートル法」(A. ペラール)を追録しています。
「メートル法の起源」 (アンリ・モロー(Henri Moreau) 作 高田 誠二 訳) |
区市町村等が主催する消費生活展等のイベントに出展して、消費生活における計量の重要性を広く普及啓発しています。
出展予定は、下記お問い合わせ先またはお住いの地域の区市町村の消費者センター等にご確認ください。
計量検定所では、小学校での計量関連の学習支援を目的に、小学4~6年生の児童向けの計量教室を、計量関連団体と協力して都内の小学校に出向いて実施しています。
計量の歴史や棒はかり・寒暖計の工作など、児童が実際に計量器に触れ、計量を体験する授業内容となっていて、児童が楽しみながら計量を学ぶことができます。
詳細は下記の問い合わせ先にご確認ください。
【主な授業内容:授業時間90分】
項目名 | 内容 | 概要 | 難易度 | 対象学年 |
---|---|---|---|---|
棒はかりをつくろう | 講義と工作 | 計量の話と棒はかりの製作 | 普通 | 5・6年 |
いろんな温度をはかろう | 講義と工作 | 計量の話と寒暖計の製作 | 易 | 4・5年 |
売っている食料品の重さ調べ | 講義と実習 | 内容量調査を通じて計量管理について学ぶ | 難 | 6年 |
計量単位の話 | 講義のみ | 単位のなりたち・計量に関する雑学など | 難 | 6年 |
東京都計量検定所では、計量制度について楽しくわかりやすく学習するための冊子を制作しています。
ご家庭での自主学習や学校の授業、地域等での啓発や消費者教育の教材として、ぜひご活用ください。
東京都計量検定所の業務内容を分かりやすく紹介した動画です。
こちらからリンクしています。是非ご視聴ください。
その他、過去に製作した計量の啓発ビデオを東京都計量検定所で無料で貸し出しをしています。楽しく計量について勉強ができる内容になっています。 お気軽にお問い合わせください。
計量の歴史をわかりやすく紹介した計量史年表はこちらからどうぞ。
お問い合わせ先
東京都計量検定所管理指導課企画調整担当
電話番号:03-5617-6643
ファックス番号:03-5617-6634