年末の大掃除中のケガに注意!
師走をむかえ、年末の大掃除に取り掛かる方も多いことと思います。東京消防庁管内では、掃除中にケガをして救急搬送される人が、12月に特に多くなっており、なかでも60歳以上の方の事故が多いため、注意が必要です。
そこで、年末の大掃除で多く見られる事故事例と事故防止のポイントをまとめました。
高所での掃除に注意!
(事故事例)
- 照明器具のカバーの取り外し中にバランスを崩し、転落した。
- 窓拭きをしているとき、脚立から転落した。
- 窓の外側を掃除していたら、手を伸ばしすぎて転落しそうになった。
事故防止のポイント
- 高い場所で作業する場合は、「安定した踏み台を使用する」、「片方の手でしっかりと固定された家具等につかまる」など、バランスを崩さないように注意しましょう。
- 脚立は、平地の安定した場所で使用し、天板に乗らないなど、使用上の注意事項を必ず守りましょう。
- 高所で窓の外側を室内から拭く場合、身体を乗り出すなど、無理な体勢をしないようにしましょう。
浴室・台所での掃除に注意!
(事故事例)
- 浴室で扉を閉め切ったまま掃除をしていたら、カビ取り剤で苦しくなった。 .
- 浴室の床に洗浄剤を噴射し、15分後に浴室に入ったら、足が滑り転倒した。
- 換気扇の掃除中に、羽で指を切った。
事故防止のポイント
- 洗浄剤やカビ取り剤を使用する場合は、「十分な換気をする」、「手袋や眼鏡等で皮膚を保護する」、「種類の違う洗剤を一緒に使用しない」、「他の容器に移し替えない」などの注意事項を必ず守りましょう。
- 浴室は水や洗浄剤で床面が滑りやすいので、足元に注意するなど、転倒に気を付けましょう。
- 換気扇など、鋭利なものによる切り傷等のケガを防止するため、手袋等で適切に保護しましょう。
関連情報
- 「年末年始の事故防止ガイド」では、掃除中のケガなど、冬場の生活上の事故防止のポイントを分かりやすくまとめています。

年末年始の事故防止ガイドはこちらをご覧ください
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