抱っこひもからの転落に注意!
抱っこひもからの転落により低月齢の赤ちゃんがけがをする事故が起きています。頭の骨を折るなどして入院に至るケースもあります。
転落事故は、抱っこひも(おんぶひも)の着け外しの時、抱っこの状態で前かがみになった時に多く起きており、注意が必要です。
重傷な事故事例
- 財布を取ろうとして前かがみになった時に、子供が滑るように抱っこひもからコンクリートの地面に転落した。(4か月児 外傷性くも膜下出血)
- 抱っこひもの緩みを調整するため留め具を付け替えようとした時に、抱っこひもの横から子供がすり抜けてフローリング床に転落した。(1か月児 前頭骨骨折)
- おんぶしようと背負い上げた時に、子供が動いてフローリング床に転落した。(7か月児 頭部骨折)
事故を防ぐポイント
- 抱っこひも(おんぶひも)の着け外しを、立ったまましない!
着け外しは、しゃがんだり、椅子に座るなど、低い姿勢で行いましょう。外出先ではおむつ交換台を利用するなど、安定した場所で行いましょう。
- 抱っこで前かがみするときは赤ちゃんに手を添えて!
とっさの時に赤ちゃんを守れるように、抱っこの時は片手を空けておきましょう。かがむ時にはひざを曲げ、赤ちゃんが前に倒れないように手を添えるなどの動作を、日頃から練習しておきましょう。
- 取扱い説明書をしっかり読みましょう!
抱っこひもを使用する時の注意事項が記載されています。使用方法を動画で説明しているメーカーのホームページもありますので、正しい使い方を確認しましょう。
★東京都商品等安全対策協議会では、「抱っこひも等の安全対策」の検討に着手しました。今後、アンケート調査や事故再現実験を行い、具体的な安全対策を提言していく予定です。
東京都商品等安全対策協議会「抱っこひも等の安全対策」はこちら
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東京都生活文化スポーツ局消費生活部生活安全課商品安全担当
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