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更新日:2013年3月21日
東京都生活文化局
平成16年3月12日
いわゆる家庭用レーザー脱毛機等は安全性に疑問
~都は危害発生防止に取り組みます~
東京都は、昨年11月に消費者・事業者・学識経験者等で構成する「商品等の安全問題に関する協議会」を設置し、「いわゆる家庭用レーザー脱毛機等(以下家庭用レーザー脱毛機等という)の安全性」について調査検討を行ってきました。
その結果、家庭用レーザー脱毛機等に使用されているレーザー光線はその出力等から人の目などに危害を発生させる恐れがあり、また、消費者への周知についても現状では不十分であるため、事業者等に対し更なる安全対策や消費者に対する危険表示等を求めていきます。
レーザーの種類 | 半導体 |
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波長 (nm) | 780~800 |
出力 | 数百mW~1W程度 |
危険度のクラス | クラス3B以上に相当 |
家庭用レーザー脱毛機等は、黒い紙を燃やすエネルギーを持つ出力や周波数のレーザー光線が使用されており、日本工業規格の「レーザー製品の安全基準(JIS C 6802)」の「レーザーの危険の度合いに応じたクラス分け(1~4)」における、クラス3B以上の機器に相当する。
※レーザー機器のクラス分け(要綱におけるクラス分けは、JIS規格と同じである)
レーザー機器を、使用されているレーザー光線の波長、放出持続時間に応じた被ばく放出限界をもとに分類したもので、人体に与える影響の程度によっている。各等級(クラス)の意義は、以下の通りである。また、クラスの数字が大きくなるに従い危険度は高くなる。
クラス | 要件 |
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クラス1 | 人体に障害を与えない低出力(おおむね0.39μW(注)以下のもの。 |
クラス2 | 可視光(波長400nm~700nm)で、人体の防御反応により障害を回避し得る程度の出力以下(おおむね1mW以下)のもの。 |
クラス3A | 光学的手段でのビーム内観察は危険で、放出レベルがクラス2の出力の5倍以下(おおむね5mW以下)のもの。 |
クラス3B | 直接又は鏡面反射によるレーザー光線のばく露により眼の障害を生じる可能性があるが、拡散反射によるレーザー光線にばく露しても眼の障害を生じる可能性のない出力(おおむね0.5W以下)のもの。 |
クラス4 | 拡散反射によるレーザー光線のばく露でも眼に障害を与える可能性のある出力(おおむね0.5Wを超える)のもの。 |
お問い合わせ先
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055