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安全シグナル

雨の季節、防水スプレーを安全に使いましょう!

防水スプレーは、繊維や皮革商品にスプレーすることで撥水加工ができる商品ですが、適切に使用しないと呼吸困難や肺炎などの事故を起こすことがあります。東京都の調査では、防水スプレーを吸い込む事故やヒヤリ・ハット経験の多くが「玄関」で発生していることが分かっています。また、使用目的は、革靴の防水が最多で、屋外の使用でも事故が起こっていました。これから雨の多い季節になりますので、以下の「事故防止のポイント」を参考に、防水スプレーを適切に使いましょう。

こんな事故が起きています!

  • 親がベランダで靴に20秒程度防水スプレーをかけていたところ網戸越しに立っており吸い込んでしまい、頻回の嘔吐があった。(0~9歳代1人)
  • 自宅内で換気をせず防水スプレーを服にかけた後、数時間後からめまいとふらつきがあった。
    また、家族は咳症状とふらつきが出て意識を失いそうになり、子供に咳症状が出た(20代2人、0~9歳代2人)
  • 自宅玄関先で防水スプレーを靴に散布しその後咳き込みが出現し、だんだんと苦しくなってきた。
    家族も咳き込み症状が出て、就寝中に咳き込んで起床し嘔吐。(40代1人、0~9歳代1人)

※令和2年度東京都商品等安全対策協議会報告書(東京消防庁救急搬送事例)

事故防止のポイント

  • 使用前に商品の表示、特に「使用上・安全上の注意」をよく読んでから使用しましょう。
  • 必ずマスクを着用して、屋外で使用しましょう。
  • 屋外では風上から風下に向かって使用しましょう。
  • 顏の近くで使用しないでください。
  • ㆒度に大量に使用しないでください。
  • 子供やペットのそばでは使用しないでください。
  • 火気の近くでは使用しないでください。

[参考]

問い合わせ
東京都生活文化スポーツ局 消費生活部 生活安全課 電話03-5388-3082