鮮やかな赤色が目を引くキンメダイは、12月から2月に脂が乗った旬を迎えます。漢字で金目「鯛」と書きますが、マダイが水深50m～200mの浅い海に生息するのに対して、キンメダイは水深200m～800mに生息する深海魚で、生物学上も別の分類に属しています。しかし、文字どおり形が鯛に似ていて目が金色に見えるため、この名前がつけられました。
　美味しいキンメダイの見分け方は、①目に透明感がある、②うろこがきれいに残っていて傷が少ない、③全体に色鮮やかで、腹を触ってみたときに固さが感じられる、の3つがポイントです。キンメダイは加熱調理しても硬くならない肉質から、煮つけ・焼き物に合いますが、くせのない上品な甘みが味わえるため、お刺身などの生食もおすすめです。
　青果・花きで日本一の取扱規模を誇る大田市場は、キンメダイをはじめ水産物も取り扱っており、さまざまな魚が市場から街の小売店等に出荷され、みなさまの食卓にも届けられています。ぜひこの機会に、キンメダイの旬の味をご堪能ください。

資料提供：東京都中央卸売市場 大田市場

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