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トップページ > 相談窓口 > ご注意ください(消費者被害情報ほか) > 平成28(2016)年度/ご注意ください(消費者被害情報ほか) > 家庭用防水スプレーによる中毒事故に注意!!~使用方法を誤ると呼吸困難や肺炎等の重篤な事故につながります~

更新日:2016年8月22日

家庭用防水スプレーによる中毒事故に注意!!
~使用方法を誤ると呼吸困難や肺炎等の重篤な事故につながります~

消費者注意情報

平成28年8月22日

  家庭用防水スプレーは、靴や鞄などの革製品の汚れや、雨や汗などによるシミを防ぐことができます。また、スポーツウエアや雨具の防水性を維持するためにも使用されます。手軽で便利なものですが、使用方法を誤ると相談事例の様な重篤な中毒事故につながる可能性があります。

相談事例

  靴店で靴の汚れやシミを防ぐ保護効果のある防水スプレーを購入した。自宅マンションの玄関で換気扇を回しながら当該品を数足の靴に噴霧し使用したところ、数時間後に高熱を発熱し、呼吸困難になった。翌日、医療機関を受診したところ、過敏性肺炎と診断され緊急入院となった。酸素吸入、肺洗浄等の治療を受け、9日間入院した。

ココに注意!…東京都消費生活総合センターからのアドバイス

  •  使用の際は注意事項をよく読み、守りましょう。
      呼吸困難や肺炎等の中毒症状は主に、スプレーに含まれる撥水性を有する「フッ素系樹脂」や「シリコン系樹脂」を吸い込んでしまうことが原因です。商品には必ず以下のような使  用上の注意事項が書かれています。
    ○必ず屋外で使用しましょう
    ○締め切った場所、玄関先、車内など空気の滞留しやすい場所では絶対に使用しないでください
    ○屋外で使用する際も風向きに注意し吸い込まない様に気を付けましょう
    ○スプレーは吸い込むと有害です、多量に吸い込むと嘔吐、呼吸困難などの症状が出ることがあります。
    よく読んで、必ず使用方法を守りましょう。具合が悪くなったときは、すぐに医師の診察を受けてください。
  • 特に乳幼児のいる方やペットを飼っている方はご注意を!
       乳幼児やペットは体が小さいため、健康被害を受けやすいと言えます。乳幼児やペットが近くにいる場所では絶対に使用しない、手の届かないところに保管するなど、注意が必要です。
  • 防水スプレー以外のスプレーにもご注意を!
       UVをカットするという衣類用のコーティングスプレーでも同じような中毒事故が報告されています。身近にある便利なスプレーですが使用の際には充分に気を付けましょう。
       

東京都消費生活総合センター
03-3235-1155(相談専用電話)

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