ろうそくによる
火災・やけどに注意!
お盆の時期は、仏壇やお墓参りなどで、ろうそくを使用する機会が増えます。
ろうそくを原因とする火災は毎年数多く発生しており、令和4年は、東京消防庁管内で4名の方が亡くなり、死者数は過去10年で最多となりました。※
そこで東京都は、事故を防止するため、消費者への使用実態アンケートと、安全性に関する試験を実施しました。
アンケート結果(抜粋)
- ろうそく使用時に事故やヒヤリ・ハットの経験をした人は 15.4%
- ろうそくが倒れて仏壇のマットに燃え移り、大きな火となった。
- 停電時にお風呂場でろうそくを使用後、消し忘れて火災になった。
- ろうそくの奥のものを取ろうとして、腕をやけどしそうになった。
- 上記経験をした際に「どこにも相談・連絡をしなかった」人は 55.7%
アンケート対象:都内在住で20歳以上の男女2,000人
安全性に関する試験結果(抜粋)
燭台を水で洗浄した後を想定し、燭台の皿部分に水滴を垂らし、ろうそくを点火させた後の様子を撮影しました。
その結果、終盤になると「パチパチ」と音を立て瞬間的に激しく燃えることがありました。
さらにその後、激しく燃える勢いで、燭台から火が点いたままの芯が落ちそうになりました。
消費者へのアドバイス
- 点火したらその場を離れないようにしましょう。
- 燃えやすいものの近くや不安定な場所での使用はやめましょう。
また、燭台を水洗いした後は、十分に乾かしてから使用しましょう。 - 取扱説明書などの注意表示を確認し、適切に使用しましょう。
- 火を用いないろうそくの使用も検討しましょう。
[参考]
※東京消防庁「令和5年版火災の実態」
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-cyousaka/kasaijittai/r05/index.html
詳細は「東京くらしWEB 」 ろうそくによる火災・やけどに注意!
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/test/rousoku.html
- 問い合わせ
- 東京都生活文化スポーツ局 消費生活部 生活安全課 03-5388-3082