洗濯用パック型液体洗剤による事故に注意!
洗濯用パック型液体洗剤は、濃縮洗剤を水溶性フィルムで包んだ製品で、計量の必要がないという利点があります。
一方で、この洗剤のフィルムは水に溶けやすく、なめたり、口に入れたりすると唾液によりフィルムが溶けるため、誤って洗剤を飲んだり、濡れた手で握ったことでフィルムが破れて洗剤が飛散し、口や目に入るなどの事故が報告されています。
主な事故事例
- 子供が洗濯機の横60cmの高さにあった洗剤をかじってしまい、吐いて泣き出した。(4歳男児)
- 高さ1メートルくらいの棚に保管していた洗剤を、子供が箱から1つ取り出して遊んでいたところ飲み込んだ。(1歳男児)
- 製品同士がくっつき始めたため、その度に剥がしながら使っていた。いつものように剥がそうとすると、フィルムが破れ、中身が目に入った。(90歳代女性)
消費者庁・独立行政法人国民生活センター資料より
事故を防ぐポイント!
- 子供は意外と高いところまで手が届きます。洗剤は子供などの手の届かないところに置きましょう。
高いところであっても手前には置かない、近くに足場になるものがないようにしましょう。 - 洗剤を使用後は、必ず蓋をしっかり閉めて、決まった置き場所にすぐ戻すよう習慣づけましょう。
少しの間、床に置いた隙に子供などが触り、事故が発生しているケースがあります。 - 詰め替え製品は必ず本体容器に詰め替えましょう。
本体容器は小さい子供には開けられない工夫がされています。 - 洗剤を濡らさないようにしましょう。
濡れると、洗剤同士が付いてしまうことがあり、またそれを剥がそうとすると破れて中身が飛び出ることがあります。
参考 消費者庁・独立行政法人国民生活センター「洗濯用パック型液体洗剤に気を付けて!」(平成27年3月18日)
ホームページ http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150318_1.html
- 問い合わせ
- 東京都生活文化局 消費生活部 生活安全課 電話03-5388-3082