高齢者は「ころぶ・滑る」に気をつけましょう!

東京消防庁によると高齢者の救急搬送の約8割が「ころぶ」ことによるもので、その内の約4割は入院の必要があるケガをしていました(事故種別が「その他」及び「不明」なものを除く。)。※1日ごろから身の回りを整理整頓するなどして、転倒による事故を防止しましょう。
こんな事故が起きています!※2
自宅でズボンをはく際に、バランスを崩して転倒。コタツの角にアバラ骨を強打し骨折した(80代)。
階段の角は滑りやすく、厚手の靴下のため、感覚がわからず足を滑らせてしまった(60代)。
サンダルで自転車に乗ろうとしたとき、浮いたかかとが車体に引っ掛かり、バランスを失って転倒し、ケガをした(80代)。
事故を防ぐポイント※2
- 衣類の着脱は、椅子やベッドに腰かけて行いましょう。
- 階段での転倒は、手すりを効果的に設置することにより防止できます。滑りやすい靴下やスリッパなども転倒の要因となります。階段は慌てず落ち着いて、手すりにつかまり昇降しましょう。
- 外出するときや自転車に乗るときは、サンダルやミュールの着用は避け、かかとのある靴を履きましょう。
- 転倒の多くは、つま先が上がりきらずに起こります。つま先を上げる「すね」の筋肉を強くするために、つま先を引き上げる運動を行いましょう。
- ※1 参考 東京消防庁 「救急搬送データからみる高齢者の事故」
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/nichijou/kkhansoudeta.html - ※2 参考 東京くらしWEB ヒヤリ・ハットレポート No.10「シニア世代の身の回りの事故防止ガイド2」
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/anzen/hiyarihat/documents/hiyari-guide10.pdf
- 問い合わせ
- 東京都生活文化局 消費生活部 生活安全課 電話03-5388-3082