申出及び回答の概要
申出内容(求める措置)
- 都内でのジクロルボス含有殺虫剤の販売状況
- 子供や一般人が出入りする施設及び飲食関連業の施設におけるジクロルボス含有殺虫剤の使用状況
- 上記2で使用されている場合は、室内空気及び周辺物への汚染状況、施設内で働く人及び施設利用者の健康影響
- 使用済み製品の廃棄方法の検討
- ジクロルボスファン付き殺虫剤の使用による空気汚染状況のモデル実験
- 都の管理する施設での使用自粛、厚生労働省への使用規制の働きかけ
措置(回答)
- ジクロルボス(DDVP)を含有する殺虫剤の販売状況調査
(1) 農協ルートの都内の販売状況(平成14年度、成分量ベース)
乳剤:682.5kg、くん煙剤:2.44kg、蒸散剤:3.69kg
(2) 殺虫剤としての樹脂蒸散剤全国販売量
5,850,000個(ジクロルボス原薬20g/個換算)
- 公共施設、飲食業者店舗等でのジクロルボス(DDVP)を含有する殺虫剤の使用状況調査
別紙1のとおり
- ジクロルボス(DDVP)を含有する殺虫剤による室内空気汚染及び什器等への付着状況調査
別紙2のとおり
- 使用済み製品の廃棄方法の検討
別紙3のとおり
東京都の対応とその結果
- 国への緊急提案
平成16年10月8日、厚生労働省に使用方法の変更等について緊急提案を行った。その結果、厚生労働省は、専門家による検討会を開催し、別添「ジクロルボス(DDVP)蒸散剤の安全対策及びその取扱いについて」(平成16年11月2日付薬食審査発第1102004号及び薬食安発第1102002号)のとおり「用法用量」、「使用上の注意」を変更した。
- 業界団体への要望
平成16年10月20日、ジクロルボス蒸散剤製造業界団体に使用方法の変更等について要望を行った。その結果、業界団体から、別添「ジクロルボス(DDVP)蒸散剤の安全対策及びその取扱いについて」(平成16年11月2日付薬食審査発第1102004号及び薬食安発第1102002号)に基づき対応すると回答があった。
- 庁内、区市町村への通知
平成16年11月10日、東京都庁内各局、東京都内各区市町村へ使用に当たっての注意を通知した。
東京都生活文化局消費生活部生活安全課商品安全担当
電話番号:03-5388-3055