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安全シグナル

漆喰(しっくい)を塗る場合はご注意を!

壁や天井に塗る漆喰。自分で塗りたいという方もいらっしゃるかと思いますが、塗り付け中の漆喰が皮膚に付き、化学やけどを起こす事故が起きています。

こんな事故が起きています!

  • 漆喰を使って部屋の壁を塗った。9才の娘に手伝わせたところ、ゴム手袋はしていたが、作業中に漆喰が手に付いたらしく、やけどのようになってしまった。医師に診てもらったところ、全治1ヶ月であり、痕が残るかも知れないと言われた※1
  • 漆喰で自宅の壁を補修した。一部が綿で出来た軍手を使用していたが、右手親指が変色した。翌日受診したところ、全治8週間と言われた※2
  • ※1 化学製品PL相談センター「アクティビティノート」第245号
  • ※2 消費生活相談事例

漆喰は消石灰(水酸化カルシウム)が主成分であり、強アルカリ性を示します。自然素材を使用した製品であってもアルカリ性を示すことに変わりはありません。塗り付け中の漆喰が眼や皮膚に付着すると、重篤な眼の損傷や、皮膚の化学やけどを起こす危険性があります。

事故を防ぐために!

  • 漆喰を塗るときには、ゴム手袋、保護めがねを着用しましょう。
  • 漆喰が皮膚に付着した場合は、直ちに水道水で十分に洗い流しましょう。皮膚に刺激が生じた場合は、医療機関を受診しましょう。
  • 漆喰が眼に入った場合は、眼を開けたまま水道水で10分以上眼を洗い、その後直ちに医療機関を受診しましょう。
[参考]
問い合わせ
東京都生活文化局 消費生活部 生活安全課 電話03-5388-3082