子供の豆類の誤えんに注意!

小さな子供が豆やナッツ類を気管に詰まらせる事故が起きています。節分の豆まきの後は、特に注意しましょう。子供の喉は未発達で気管に物が入りやすいため、豆やナッツ類が気管をふさいで、窒息したり、小さな破片でも気道に入ったまま放置していると、気管支炎や肺炎を起こすことがあり、大変危険です。

こんな事故が起きています!
- 豆まきの大豆を食べてしまっていた。吐かせたが、ゼーゼーしている。(1歳8か月、気管支異物、要入院)
- 自宅でピーナッツを食べていて、急にむせこんだ。(1歳6か月、呼吸器障害、要入院)
- 枝豆を食べているときに転倒した。そのときに咳き込んで枝豆が2個出てきて、顔色が悪くなった。(2歳1か月、誤嚥性肺炎、要入院)
(出典:経済産業省「キッズデザインの輪」国立成育医療研究センター収集事故データ)
事故を防ぐために!
- 気管支に入りやすいピーナッツなどの豆・ナッツ類は、5歳頃までは食べさせない。
奥歯を使わないと噛み潰せないものは、歯が生えそろっていない子供は、噛まずに飲み込んでしまいます。飲み込む力が未発達の5歳頃までは、豆・ナッツ類を食べさせないようにしましょう。 - 家の中にある豆・ナッツ類は子供の手の届かないところに保管する。
豆やナッツ類、これらが入ったお菓子は、子供の手の届かない場所に保管しましょう。豆まきでは後片づけを徹底し、親の目の届かないところで子供が豆を手にしないよう注意しましょう。
- [参考]
-
- 「食品による子供の窒息事故に御注意ください!-6歳以下の子供の窒息死事故が多数発生しています-」(消費者庁)
ホームページ http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/170315kouhyou_1.pdf
- 「食品による子供の窒息事故に御注意ください!-6歳以下の子供の窒息死事故が多数発生しています-」(消費者庁)
- 問い合わせ
- 東京都生活文化局 消費生活部 生活安全課 電話03-5388-3082